「メガネ徹底解剖」カテゴリーアーカイブ

レンズ徹底解剖 偏光レンズ編

サングラス需要が高まるこれからのシーズン
サングラスと言えばフレームだけでなく

レンズカラー

もこだわりたい所です。

前回オークリーのプリズムカラーの【徹底解剖】
カラーによって、効果の違いが出てくる。と少しお話させていただきました。
今回はカラーはカラーでも、

偏光レンズ

を解剖してみたいと思います。しかし・・・

「偏光レンズって聞いたことあるけど良くわからない」

「そもそも聞いたこともない」

という方も多いと思います。
偏光レンズは思っているよりも凄いレンズなのですよ!
では、そんな偏光レンズを徹底解剖です!

偏光レンズはざっくりまとめると、

<乱反射を抑えるレンズ>

です。その説明は後ほどに回しますね。

偏光レンズは「へんこう」レンズと読みます。
しかしこの「へんこう」という言葉に惑わされる事も

【変更× ではなく 偏光○なのです】

紫外線によって、色が変わるレンズ

があるのですが、
それを“変更”レンズと思われている方が意外といらっしゃいます。
レンズのカラーが“”するのでそうイメージしてしまいますが、
紫外線でレンズカラー
が変わるものは

調光レンズといいます

調光レンズの話はまた機会があればその時にでも。

偏光レンズの解剖に戻りましょう。
AZでは様々なメーカーの偏光レンズの取扱いがあるのですが、
その中でも非常に評判のいい偏光レンズが

POLAWING ポラウイング

という偏光レンズになります。
従来の偏光レンズは

濃いカラーしか選べない状況

が多かったのですが、
このポラウイングは、薄めのカラーでも
偏光度が99%以上あるのが特徴なのです!

選べるレンズカラーも多く

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現在のポラウイングは、14種類のカラー展開。
濃いめのカラーから、少し薄めのカラーまで状況に合わせて選べます。

では、実際に偏光がどういった見え方をするのか、画像で見て頂きましょう!
偏光レンズの見え方を体感できる
オークリーの偏光レンズテスターに登場して頂きましょう。

まずは何も通していない状態
ロードバイクに乗った集団がいるのですが、乱反射があり見えづらいです。

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では偏光レンズを通した見え方を見て頂きましょう。

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反射のギラツキが抑えられて、ロードバイクの集団が見えますよね!
画像加工をしたのでは?と思う位見え方に差が出てきます。

なぜこんな効果がでるのか?

それは偏光フィルターのおかげなのです!

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偏光フィルターをレンズに挟みこむ事によって
一定方向の光以外をカットする事で、乱反射を防ぎます。

スポーツやドライブで使いやすい偏光レンズ
その真価は

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釣り

で絶大な効果を発揮します
何故これらの条件で使いやすくなるのかを説明します

釣りでの効果が高いのは

水面のギラツキがなくなる!

この一点に全てが詰まっています。
画像だけだと分かりづらいと思いますので、
ポラウイングのサイトにあった動画を添付してみます。

どうでしょう?
画像よりもわかり易い偏光レンズの違いを感じて頂けたかと思います。
海釣り、磯、バス釣りなど、
条件に合わせてレンズカラーを変えるのをオススメします。
さらっと偏光レンズを紹介しましたが、実際に見て見ると本当に凄いです!
乱反射が取れた視界の凄さを体感しに来てくださいませ。

オークリーレンズ徹底解剖 PRIZM編

今日があまりにいい天気なので、

オークリースポーツ特化レンズ
PRIZM

【徹底解剖】をしていきたいと思います。

オークリーの【徹底解剖】の際、詳しいブランド説明をしますので、
今回はさらっとブランド説明をします。

オークリーは総合スポーツメーカーで、特にサングラスが有名です。
オークリー独自のテクノロジーやデザインで世界中のアスリートに指示されています。

そんなオークリーが、各スポーツに特化し、見え方を調整したレンズカラー

PRIZM プリズム

が非常に評判がいいです。
今回はそれぞれのレンズカラーの特徴を踏まえて解剖していきます。

PRIZMGOLF プリズムゴルフ

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プリズムゴルフは名前の通り、

ゴルフ使いに特化したレンズ

になっています。

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ピンクブラウン系のレンズ
ブルーグリーンの混ざったような
ミラーコートをのせています。

ピンクブラウン系のレンズカラーが

≪コントラストを高める効果≫

を生んでくれます。
特に緑色系を際立たせてくれるので、
グリーン・芝を見るときに、裸眼よりも芝目が見やすくなります。
実際にカメラのレンズを通して街路樹を撮影してみました。

まずはノーマルの状態

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PRIZMGOLFを通して撮影した状態

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ノーマルの状態から比べると、葉陰が鮮明に見える感じがしませんか?
カメラを通しての撮影なので、実際の見え方と比べると変わりますが

明るい視野、コントラストを高める効果が抜群です。

明るいとはいっても、カラーは入っているので眩しさよけの効果もあります。

ゴルフ用とは言っていますが、もちろんゴルフ以外で使っても大丈夫です。

暗くなるのは嫌だけど、ある程度の眩しさよけは欲しい

そういった方にオススメなカラーになっています。

PRIZMROAD プリズムロード

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プリズムロードというレンズになります。
プリズムロードは

自転車競技に特化した
路面を見やすくするレンズ

になります。

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グレイブラウン系のレンズに
レッドパープルの混ざった
ミラーコートをのせています。

コントラストを高めるレンズの色ですが、見え方の差が少ないレンズです。
眩しさよけの効果が高い上、コントラストを高めてくれます。

スピードが出ている中、
一瞬で道路の状況を判断しなくてはいけない。

そんなサイクリストにオススメなレンズカラーになります。
このレンズも実際にカメラのレンズを通して街路樹を撮影してみました。

まずはノーマルの状態

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PRIZMROADを通して撮影

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色の変化が、PRIZMレンズの中で一番少ないです。

見え方が自然なのに、
しっかりコントラストを高めてくるレンズです

道路の凹凸の変化を、いち早く察知できるレンズとなっています。
このプリズムロードも自転車競技だけでなく使えます。

このカラーは非常に汎用性が高く、どのスポーツでもけるのでは?

と思ってしまう位、パフォーマンスが高いです。

PRIZMレンズカラーで迷ったらこのロードをオススメします。

PRIZMTRAIL プリズムトレイル

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プリズムトレイルは

山で使う事に特化したレンズ

になっています。

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明るめのブラウン
ブルー系のミラーをのせているトレイル
木々の茂った森、山での使用を目的としているので、

レンズカラーは獣道が見やすくなるように
かなり明るい仕様になっています。

舗装された道ばかりではなく、石や岩、木々など
それら障害物をいち早く視認できるようにしたレンズになります。

このレンズも実際にカメラのレンズを通して街路樹を撮影してみました。

ノーマルの状態

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PRIZMTRAILを通して撮影

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かなり明るく、鮮明になってくれます。

薄暗い場所や、天気の悪い日などで
真価を発揮してくれるレンズになります。

他のプリズムレンズと違い、割と尖った性能なので
使用される状況が限定されてきますが
ここぞ!という時にはPRIZM随一の効果を発揮してくれます。

ゲレンデでナイター使用したりしてもいいかもしれません。

PRIZM SHALLOWWATER プリズムシャローウォーター

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プリズムシャローウォーターは

浅瀬釣りに特化したレンズ

になっています。

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ブラウン系のレンズに
グリーンのミラーをのせたレンズ。
緑や茶色系の色相がブーストされ、魚が隠れそうな場所が見やすくなります。
白の明るさをそのままにする事で、魚が水面に残した跡を見逃しません。
魚の影が見やすくなるレンズ。
プリズムレンズの中では珍しい

偏光レンズ

の仕様になっています。

ノーマルの状態

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PRIZM SHALLOWWATERを通して撮影

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プリズムのコントラストアップの効果と、偏光レンズの乱反射カットの効果
その二つが合わさるので、釣りでの使用はもちろん。
ドライブ使いや、ランニングなどに使用してもいいかと思います。

オークリーが各スポーツに特化して造られた

PRIZMレンズ

眩しさよけだけでなく、パフォーマンスを上げてくれるレンズも
これからのサングラス選びに役立てて頂くと良いかもしれません。

メガネ徹底解剖 番外編2 G.W. 金のメガネ編

皆大好きゴールデンウィークも後半戦に突入しました!
今回の番外編は、GW(金)という事で?
AZにある金のメガネを特集します。

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金のメガネと言っても、18Kのメガネや14Kのメガネなど様々あります。
今回は18Kなどのメガネではなく、金色のメガネをピックアップしていきます。

まずはVioRouのメガネ

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アセテートを挟みこんだゴールドメガネです。
ピッカピカなゴールドではなく、少しマットなゴールド。

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ゴールド特有の「強さ」もあまりなく、落ち着いた風合い
大人なメガネの色になっています。

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パッドも業界で流行しているチタンパッドを使用しています。
少し変わったデザインのゴールドメガネをお探しならこの「VioRou」です

ゴールドと言えばギラギラしてこそ!
という方にはRIDOLをオススメします。

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ミラーゴールドのギラツキがたまらなく綺麗です。

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かなり顔が写り込む位、ピッカピカになっています。
RIDOL 042 ミラーゴールドカラーはAZ特別カラーになっています。
というのも、オフィシャルのラインナップにミラーゴールドは無いのです!

他のモデルのミラーゴールドがキレイなので
「このモデルでもやってよ」
と言ったら何と!特別に作ってくれたのです。

AZ特別仕様のミラーゴールド、好評をいただいておりますが
残りわずかになっております。気になる方はお急ぎください!

ゴールドでも、アンティークゴールドは風合いがあっていいですよ。

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アンティーク風メガネを得意とする
Kame Man Nen カメマンネン

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アンティークゴールドは、擦れた風合いがキレイです。
ピカピカではなく、真鍮色の様な奥行きのあるカラーになっています。

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アンティークのカギなども真鍮です。
真鍮はお手入れが大変ですが、アンティークゴールドはあくまでカラーリング
チタン製なので日々のお手入れは、汗や水分を拭き取る程度で大丈夫ですよ!

最後はフレームではなく、レンズカラーのゴールドのご紹介。

オークリーフロッグスキン
写真を撮ると、ガッツリカメラが写り込む位ビカビカコート。
ゴールド系のミラーでその名も

24Kイリジウム

24Kの名前の通り、24金ばりの輝きをはなっております。

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正面もそうですが

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サイドから見てもしっかりゴールドミラーしています。
ベースカラーはブラウン系なのでドライブ等にピッタリなレンズカラーです。

ゴールドは、あまり多いカラーとは言えませんが
粒ぞろいなカラーでもあります。
ゴールドカラーも候補の一つとしてメガネ選びをしても面白いですよ。

メガネ徹底解剖 番外編 G.W.サングラス特集

遂に始まりました、皆大好きゴールデンウィーク!
今回はGWにまだ間に合う?サングラス特集です

毎年、GWのどこかで

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「夏日!アイスが爆売れ!」

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みたいなニュースが報道されている気がします。
今年もきっと例年通り、夏日っぽくなるはず・・・
そして夏日といえば、降り注ぐ

紫外線眩しさ

そんな時に欠かすことが出来ないのがサングラス

レジャー用、スポーツ用、など様々ありますので
それぞれのオススメしたいと思います。

【スポーツ用】

スポーツのG.Wを過ごされる方も多いと思います。

ランニング

自転車

釣り

トレッキング

皆様、思い思いのスポーツを楽しまれると思います。

スポーツ向けのサングラスにはアクティブに使用できるオークリーがオススメ!

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オークリーのサングラスは軽量ですが、グリップ力があるのでずれにくいです。
ずれにくい、下がりにくいのでスポーツでしっかり使えます。

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一眼シールドタイプといった
一枚のレンズで作られたサングラスは視野が途切れにくく、非常に快適に使えます。

ゴルフ専用サングラス

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コントラストを高めるレンズで芝目が見やすくなる
まさにゴルフ専用なサングラス!

釣り&ドライブ

釣りに最適なオークリーもあります。
枠が全体にあるタイプで、縦幅もしっかりありますので、光が入ってきにくいです。

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ミラーが強いので何か写り込んでいますが、気にしないでください・・・

ストリート向けのラインナップで、オークリーのマークも楕円のアイコンではなく
スクウェアである四角のアイコンになっています。

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ドライブ用でも使用頂けるデザインです。

サイクリング

サイクリング用であるサングラスも出ています。
前傾した時に上から入って来る光をカット出来る、大き目のサングラス

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大きめなサイズ感

IMG_8920サイドもしっかり保護できるデザイン

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テンプルラインは意外と細めに仕上げています。
ヘルメットに干渉しない様に細く、平らにしています。

ざっくりスポーツ用としてピックアップしてみました。

【レジャー用】

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ドライブやレジャーで使う位なんだよね。
そんな時は気負い過ぎない、ゆるい雰囲気で掛けられるサングラスがこのBCPC。

服装も選ばず、ちょっとした散歩や屋外でのスポーツ観戦
観光などに最適なサングラスです。

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カラーリングは少し工夫を凝らしてあり、フレーム上部に
違う色の生地を挟みこんでいます。

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パッドは調整の効くものになっていますので、掛け具合もバッチリ
さりげなく使えて、でもちょっと変わっている。
そんな使い方が出来る一本になっています。

最後にもう一本ピックアップします。

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レジャーは少し違いますが、こんなサングラスも良いですよ。
影郎デザインワークスのサングラス。

どこでも、どんな時でも使えるサングラス!

という使い方ではなく

好きだから、使いたいから使う!

そんなサングラスです。
男性はカッコよく、女性はセクシーに
そういった表情にしてくれるサングラスです。

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テンプルで差をつけましょう

夏も近づいています!
眩しさよけだけじゃないサングラスをGETしましょう!

メガネ徹底解剖!【BCPC】編

メガネ徹底解剖のお時間がやって参りました!
今回のお相手は

女性デザイナーが提案する
大人可愛いを表現できる

BCPC“ベセペセ”

【徹底解剖】していきます。
今回もブランドの説明から始めていきます。

BCPCは、JAPONISMなどを企画する“BOSTON CLUB”が
メガネをファッションアイテムと、カジュアルに捉える人たちへの提案として
1998年にスタートしました。
ファッションのスパイスになるように

<着替える>

<楽しむこと>

といった事をコンセプトにしています。
日本人に似合うカラーを心がけ、シェイプは基本的に主張しすぎないもの
睫毛が当たらないオリジナルパッドなどパーツ・構造に配慮しています。

ちなみにBCPCの名前の由来は

B:BOSTON ボストン

C:CLUB  クラブ

P:Pleasure プレジャー

C:Collection コレクション

の頭文字をとって【BCPC】と命名されています。

程良くトレンドを取り入れているので、流行を追いつつも
個性を持っているので長く愛用できるブランドです。

JAPONISMと同じく、BCPCの中でコンセプトの違うコレクションがあるので
それらを中心に【解剖】していきたいと思います。

【レギュラーコレクション】

BCPCのメインコレクション

可愛いけど可愛すぎない
でも少し個性が出てくれるデザイン

女性デザイナーの遊び心が随所に感じられます。

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時代によって

“可愛い”

の捉え方も、少しずつ変化してきます。
少し前はカラーフレームで、甘い感じのデザインが
“可愛い”
でしたが
最近はクラシックブームという事もあり
少しレトロでクラシック系のものが
“可愛い”
とされることが多くなってきています。

そういった、流行やトレンドを程良く取り入れているのがレギュラーコレクション。

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クラシックをBCPCらしいカラーリングで表現したフレーム。
1950年代に流行したキャットアイをイメージしたオールプラスチックフレーム。

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キャットアイとはそのまま猫の目をイメージしたメガネです。
キツい印象になりそうですが、色やデザインを工夫すると
このフレームみたいに柔らかい印象になってくれます!

フロントの抜き形状は目尻をキュッと上げ、フェイスラインを引き締める効果も!
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BCPC はどこかワンポイント可愛い所を作ってきてくれます。
その具合が本当に丁度良いのです!

お次はこの子

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メタルフロントにアセテートのチップを挟んでいるこのデザイン
派手になりすぎないけど、しっかり主張してくれます。IMG_8867
このチップが無ければ、普通のメタルフロントになってしまいます。
それでも可愛いのでしょうが、やっぱりポイントがある方が可愛いです。

BCPCのメガネも色々なブランド同様、デザインモチーフが存在します。
このモデルも、とあるもの】をデザインソースにしています。

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正面から見ると分かりにくいのですが

IMG_8871サイドから見ると分かりやすいです。
紙をまとめたりする【アレ】です

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をイメージしています。
サイドから見ると、クリップそのままな感じです。
BCPCオリジナルクリップなんかもあったりします。

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トレンドである、クラシックを全面に取り入れたモデルもあります

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クラシカルなメタルフレームですが、
このデザインの最大の特徴はリム部にあります。

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飾りリム
という、ミル打ちの様な技法で作られたフロント部分です。
ミル打ちとは指輪などで使われる技法の一つです。

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アンティークジュエリーのような、落ち着いた重厚感が出てくれます。
このさりげなさが良いです!

【STYLEコレクション】

スタイルコレクションは

大人の女性が肩の力を抜いて楽しめる
スタンダート・ナチュラルを
コンセプトにデザインしたシリーズです。

レギュラーよりも更にラフな感じで、
クラシック系デザインが多くあります。
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モデルのほとんどに【セルロイド】を使用しています。
セルロイドはアセテートと比べて薄く、細く作る事が出来ます。
その特性を活かして細めのナチュラルな雰囲気を出せます。

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ネジ留めではなく、カシメで繋がれたフロントとテンプルになります。
カシメ独特の風合いが程良い“抜け感”を演出してくれます。

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裏留めの部分も可愛い?ですね!

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パッドもある程度、調整の出来る特製パッドになっています。

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テンプルエンドにはスタイルの刻印

行き過ぎないクラシックデザインの多いスタイルコレクションなので
リラックスした格好にピッタリです。
お仕事でもいいですが、オフモード用のメガネとして使うのもオススメです。

 そんな感じでPart,1は締めたいとおもいます。
次回はインスタグラムでも大人気!
あの双子ちゃんも使用している、キッズフレームを含めて
【徹底解剖】していこうと思います。

メガネ徹底解剖!【JAPONISM】編 part,5 High Stage

メガネ徹底解剖のお時間がやって参りました!
JAPONISM Part,5のはじまりです!
Part,5はいよいよか!という感じで気合の入る

【JAPONISM High Stage】

【解剖】していきたいと思います。

2008年に誕生した
全ての制約を無くし、突き詰めた『美しさ』『普遍性』

更なる高みへと目指し
誕生したのが【High Stage】です

シンプルで無駄を削ぎ落としたデザインのもの、そして見た目だけではない、
誰にも真似の出来ない”雰囲気”を持つフレームを作り上げたいという所から始まります

ですが、このシンプルさを追い求めるには、むしろ新たな工程が増えてしまったり、
かえって予算や手間が増えてしまうリスクを伴っていました。
しかし、今までであれば諦めてしまっていたかもしれない追求に対しても挑み、
様々な制限を乗り越えて製作されています。

結果的に既成概念に縛られることのない”もの作り”をしていこうという、
ブランドアイデンティティ自体を見つめ直すいい機会となり、
ジャポニスムにとって大きな転機になりました。

そんなハイステージ、2017年春の展示会で最新作である

【High Stage1005】

JN-1005

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が発表されました。
凄まじい程の立体感を持つHigh Stage1005は
到着してから【解剖】したいと思います。今回は

構想・企画~部品製作までに1年以上費やしたモデル

High Stage1003

【徹底解剖】していきたいと思います。

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実はHigh Stage1003は、【JN-490】というモデルとして企画を進めていました。
しかし、その製作過程において、製造の限界点に挑む姿勢は
まさにハイステージとしても遜色ないものであると考え

製作途中からHigh Stage へとランクアップしたモデルです。

成りあがりストーリーです。
この複雑なフロント形状は、チタンプレスでは前例のないデザインだったため
部品を発注してから仕上がるまで、デザイナーはほぼ毎日のように
プレス部品のメーカーさんに通い、このデザインを実現させるのは不可能に近いと嘆く担当者を説得しながら、一歩一歩その工程を進めていったそうです。

High Stage1003の特殊な形状のものは、工場内で一人の方しかプレスできず
さらに1ヶ月以上も掛けてようやく完成させた金型が
1回目のプレスでいきなり割れてしまったそうです。
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これが一発で割れるって・・・プレス担当やデザイナーはあまりの出来事に
泣き崩れる程だったそうです。

通常であれば大量生産が可能なものが、あまりの難易度の高さから、
製造可能なフロントが月に70〜100枚ほどに制限されました。
また、素材として使われるチタンも、質が悪いと不良率が高まるため、
特注のチタン材を使用します。

様々な制限を乗り越えながらも、デザイナーが本当に作りたかった形を追い求めた
フレームが、ジャポニスムの最高峰に位置するHigh Stage1003なのです。

【プレス加工】

High Stageシリーズというと
【チタンフロント一体成型】という
フロントパーツを“ロー付け”することなく作る事で
強固な仕上がりにする技法で全モデル統一しています
フロントの形を作っていくのには“プレス”製法を活用します。金型を

何百トン

もの力でプレスして眼鏡の曲線や造形を施してします。上記していますが、
今までにないデザインなので、製作過程で予想外なことが起きてしまいます。

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このような失敗作もたくさん出るほど大変なことなんです。
一説には10本作って半分上がればいい位とも言われています・・・

1回のプレスで作られる眼鏡もあれば、10回ほどプレスを掛けるメガネもあります。
こちらのHigh Stage1003は

50回以上のプレスによって形成されます!

そのプレスで出来る曲線や凹凸が下の画像になります。

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こうなったり

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こんな感じにもなったり

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この形になるまでの工程を知ると、見る目も変わります。

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裏から見てもキレイです。正面から見るときとは違った立体感を感じます。

フロントのプレス部分を紹介する事が多いHigh Stage1003ですが
実はテンプルの造りもかなりこだわっています。

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フロントからの流れで、テンプルも丸く凹ませたテンプルになっています。
写真では分かりにくいのですが、手触りが最高にいいです。

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今店頭にあるHigh Stage1003は、特別仕様になっているので
テンプルエンドにJAPONISM20周年記念ロゴが印字されています。

JAPONISMのテンプルエンドは厚く、丸く削られていますので
耳のあたりがとってもソフトに、しっかりフィットしてくれます。

【 最終生産の数量限定の300セット】

High Stage1003の最終生産限定セットは豪華仕様になっております。
上でも少し触れましたが、ノーマルのHigh Stage1003にはない

特別仕様になっています

①豪華化粧箱

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豪華な化粧箱が付いてきます!

②オリジナルケース

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テンプルを多少曲げてもケースに収まるように
最初から3Dデータで寸法とデザインを設計しています。

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メガネを収納した時に正面を向くようにもなっています。
奥行きのあるHigh Stageでもしっかり入る専用ケースになっています。

ちなみにノーマルのHigh Stageケースは

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こんなのです。ケースとしては珍しい巻物型になっています。

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箔押しの金が高級感を醸し出しております!

③チタンパッド

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特別仕様のHigh Stage1003はチタンパッドが使われています。
ノーマルバージョンはJAPONISMお得意のコーンパッドが使用されています。

ちなみに先日の展示会でも、様々なブランドが
チタンパッドを使ったメガネを沢山リリースしていました。
チタンパッドはこれからのトレンドになっていくのではないでしょうか?
High Stage1003みたいなシャープでクールなフレームに合わせると映えます!

④ドライバー

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ブランドロゴがレーザーで刻印された
ハイステージリミテッドエディション限定オリジナルドライバーが付属します。
なんとこのドライバー、棒状の素材から1本を削り出しています。
持ち手部分から先端にかけて自然な流線を描き、シンプルな造形美にしています
使用時に指が滑らないように

【アヤメローレット】

という加工を施し
機能性だけでなく無骨な印象になりがちな道具に繊細さをプラスしました。

JAPONISMユーザーの方はこういった【道具】はお好きなのではないでしょうか?

さて、長きにわたりお送りしてきたJAPONISMの【徹底解剖】
今回を持ってJAPONISM編は終了です。

どのブランドもそうなのですが、手に取って触ってみなければ分からないです。
デザインだけでなく、細かい部分のプレスや接合部分は触ってみるのが一番です。
かかり具合や、肌触りなどは写真では伝えきれませんので・・・

JAPONISMは多くを語らずとも掛ければ分かる数少ないブランドです。
ぜひそんなJAPONISMを見にいらしてください!

メガネ徹底解剖!【JAPONISM】編 part,4

メガネ徹底解剖のお時間がやって参りました!
JAPONISM Part,4のはじまりです!
Part,4でレギュラーコレクションとは違うコレクションをピックアップ
同じJAPONISMでもコンセプトが少し違うのでまた違った味のあるコレクション

【sence コレクションとPROJECTION コレクション】

【解剖】していきたいと思います。

【PROJECTION】

JAPONISM製

ネジを使わないコレクションです

デザインは落ち着きのあるデザインが多いです。

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JAPONISMらしさ健在の立体感ですが
主張しすぎないのもプロジェクションの良さです。

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ネジを使わない

“ラダーヒンジ”

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パッドもちょっと特殊な差し込み式

“良いものと長く付き合うことで得られる心の豊かさ”

“GOOD THINGS FOR LONGTIME”

をコンセプトに誕生しました

プロジェクションの最大の特徴である
ネジを使わない独自の丁番構造

“ラダーヒンジ”は20,000回の開閉を行っても
テンプルのパタツキがほとんど起こらないというもの。

一日10回テンプルを開閉したとして

約5年半もちます。

仮にその前にゆるんだりしても
丁番軸のパイプパーツやテンプル芯など、消耗パーツを交換することができます。
緩みチェックの動画が下の動画になります。

こんな機械を使って、開いて閉じてをテストします。
ネジを使っているフレームならすぐに緩んでしまうでしょう。
2万回耐えるなんて、何だか凄いです。

というのはもう過去の話

ラダーヒンジの進化は止まりません。

2万回開閉にも耐えうるテンプルがパワーアップし

10万回の開閉にも耐えられる程になりました!

単純計算で27年半緩まないという事になります。
(使用状況にもよります)

27年半!!

ここまでくると、良く分からなくなってきますね(笑)

どこまでも進化を遂げるプロジェクションコレクション
細かい仕様変更を繰り返し進化していっています。

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差し込み式のパッドは調整がしやすい
あたりの柔らかいパッドに変わりました。

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テンプル部分の芯も、抜けにくいようにネジ留めされています。

こうしてプロジェクションはどこまでも進化していくのでしょう!

【senseコレクション】

トレンドや時代の空気感を抑えながらも、
肩の力を抜いてかけられる事をコンセプトにしています。

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クラシック路線が多いですが、最近のsenseコレクションは

日本の色

をテーマにしたモデルをリリースしています。
前回の展示会で発表されたモデルは

<表面処理の塗装や色にこだわり>

今回の展示会では

<アセテートの生地の色>

にこだわっています。

今回はセンスコレクションの中から
JS-118を解剖します

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このカラーは
【臙脂】えんじ
と呼ばれるカラーリング
上の部分を特殊な塗料で塗っています

臙脂とは
黒みをおびた深く艶やかな紅色の、古代中国より伝わった顔料を指します。
「臙」とは中国の古代国家「燕」に由来し、「脂」とは「化粧の紅」を意味します。
顔料としての臙脂は古くから伝わっていましたが
染料として一般的に使われるようになったのは
化学染料が広まった明治中期頃からだそうです。

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パッドもsenseオリジナルパッドになっています。

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テンプルエンドは古来の鍛金技法のひとつである

「鎚目(つちめ)」

をモチーフにした模様を施しています。
肌のあたり心地が気持ちいいです。

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行平鍋や

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リングなどに用いられています

一見するとJAPONISMっぽくはないですが
細部の造りなどはしっかりJAPONISMらしさが出ています。

従来のJAPONISMは立体感がありすぎて、キツく見えてしまう
でも、JAPONISMは使ってみたい方にオススメです。
クラシックフレーム入門編としての一本としてもいいですよ。

part,4はこのあたりで締めたいと思います。
次はいよいよJAPONISMの中の最高峰フレームを【解剖】します

ご期待ください

メガネ徹底解剖!【JAPONISM】編 part,3

メガネ徹底解剖のお時間がやって参りました!
Part,3のはじまりです!
Part,3では前回の予告通りレギュラーコレクションをもう少し掘り下げた
言われて気が付く、こんなに細かいとこまで造り込んでる!

【影の立役者】

【解剖】していきたいと思います。

【オールチタンフレーム JN-590】

オールチタンは前回【解剖】したじゃないか!と聞こえてきそうですが
今回のオールチタンはちょっと変わり者のオールチタンです。
まずは何も言わずフレームの写真を見てくださいませ。

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テンプルがあらぬ方向で畳まれています。
ですが・・・

壊れてはいませんよ!!

JN-590はこういうデザイン、新しい機構になっています
デザインもしっかりコンセプトがあり

【蓮華座のように鎮座する、落ち着きある出で立ちの新しいデザイン】

というイメージ。
蓮華座ってなんだ?と思って調べてみたら

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この姿勢なのですね。見たことあります。
私は出来ませんが・・・
確かにデザインを見てみると、足を組んでる感じがそう見えるような気がします。
そもそもどうしてこんな不思議な機構になったのか、そこを【解剖】です!

流れるような一筆書きをモチーフにして、文字の止め跳ねを意識し
端から端のテンプルエンドまで繋がるラインを、途切れない曲線美にしています。
メガネの中に一本の美しい線を引いています。

上から見ると分かりやすいです。

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最初のラフデザインは、通常の丁番がついた今まで通りのメガネでした
ですが、そのままでは本来表現したかった、

『止め』

『跳ね』

のデザインが
どうしても丁番部分で途切れてしまうため、
何か今までと違ったものを考える必要がありました。

そこで、通常ではアイディアに入れることのない
丁番の回転方向にも思考をめぐらせ
新しい回転構造を持つテンプルが誕生しました。

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矢印の方向に【前へ】テンプルが畳まれます。
画像では少し分かりづらいと思いますので動画を用意してみました。

不思議な動きでメガネが畳まれますね。
一筆書きの曲線美を追及していったら、テンプル機構まで追求してしまう。
そんなJAPONISMの姿勢、素晴らしいです。

非常に変わった機構ですが、デザインはJAPONISMらしいシェイプ。
昔からのJAPONISMファンの方も、満足いただけると思います。

更にフロントサイドの大きく湾曲した部分
このパーツには適度なバネ性と強度を持つ
ベータチタンを採用し、心地良いホールド感を生み出すパーツになっています。

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細めのデザインの中に様々な技術、デザインが詰まっています
まだスタートしたばかりの、オールチタンフレーム
これから様々なデザインや機構を届けてくれることを期待しています!

つぎの【解剖】に行きましょう

【オリジナルパッド】

JAPONISMパッドは種類がいくつかあります。
主流であるパッドのいくつかをピックアップです!

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JAPONISMのメタルフレームのほとんどに使用されているパッド

【コーンパッド】

コーンパッドはとても肌に優しい天然素材で出来ています。
メガネで使われるプラ素材である、アセテートは綿花などを主原料にしています
では、このコーンパッドは何が原料になっているのか?

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トウモロコシです

コーンパッドの特徴は

<静電気発生率が低いため、ホコリが他のものと比べて付着しにくい>

<表面硬度が高いため、傷が付きにくい>

<抗菌効果がある>

といった特徴があります。100%植物由来なので人にも環境にも優しいです。

お次のパッドはオールチタンフレームに使用されている

【チタンパッド】

チタンパッドは文字通りチタン製のパッドになります。
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JAPONISMのチタンパッドは業界初である

『左右非対称チタンパッド』

を使用しています。
形状はコーンパッドと同じ形状になっています。鼻の形状は左右違います。
その形に合わせ、左右非対称のデザインになっています。
チタン製のパッドなので通常のパッドよりも腐食しにくく、衛生的です。
(とは言え、時々お掃除はしたほうがいいです)

チタンパッドはオールチタンフレームみたいに、キリッとしたフレームにも合います

クラシックフレームにも合います

チタンパッドが不思議とクラシックフレームに馴染みます。
最初はコーンパッドが付いているけど、

<チタンフレームを使ってみたい>

<チタンフレームの方が似合うんじゃない

そういったご希望があればチタンパッドに替えちゃうのも手ですよ。

【一山パッド】

JAPONISMの一山パッドは、
ナイロンを主成分とした軟質系のプラスチックパッドです
可塑剤(つなぎの様なもの)を含まない為、縮みや亀裂の発生が少ないのも特徴です。
肌触りも良く、フィット感にも優れており
これまでにない安定したホールド感を実現した一山です。

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鼻にストンと乗っかるような感じなので安定感があるパッドです。
もちろん交換できる仕様になっています。
パッドの高さも2種類あるので、その方の好みに合わせて付け替えられます。

意外と気にして見る事のないパッド。
ブランドはこのパッドにオリジナリティを入れている場合が多いです。
細かい所ですが、色々工夫がされていて面白いですよ。

さて、part,3はこのあたりで締めたいと思います。
次回は、ようやくレギュラーコレクションから変わり違うコレクションを紹介します
楽しみに待っていてくださいませ!

メガネ徹底解剖!【JAPONISM】編 part,2

メガネ徹底解剖のお時間がやって参りました!
Part,2のはじまりです!

今回は、最近新たに登場したカーブフレームを中心に【解剖】したいと思います。
では早速いってみましょう!

【JAPONISM ハイカーブフレーム】

JAPONISMがサングラス以外で初めてカーブフレームをリリースしました。
しっかり顔に沿わせる事の出来る

【6カーブ設計】

スポーティにも、ビジネスでも行ける
まさに

JAPONISMらしい、ハイカーブフレーム

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カーブフレームの証である【刻印】がされています。
正面からの写真では、そこまでのカーブがあるようには見えませんが

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少し視点を変えると、しっかりフレームカーブがついています。
フレームカーブとレンズカーブが合っているので
デザイン的にキレイに仕上がっています。

ハイカーブフレームのコンセプトは、非常に挑戦的なコンセプトになっており

【Discover 200° 視界を解放せよ】

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中々訴えかけてくるコンセプトです。

「Discover 200° とは人間の視野角である200°に由来しています」

このフレームが実際に200°をカバーしているわけではないのですが

【いつかメガネが肉眼と変わらない視界を持てるように】

と付けられたコンセプトです。

「カーブレンズって見えにくいんじゃないの?」

「歪むって聞いたけど・・・」

カーブフレームやカーブレンズにはそういったイメージがあるかもしれません。

でもご安心を!

カーブレンズの技術も日進月歩しております。
カーブレンズでも、非常に見え方がスッキリクリアなレンズが出てきています。
JAPONISMは、各フレームに推奨するカーブレンズを提案しています。
というのも、レンズメーカーの最大手である

【HOYA】

のカーブレンズを使った

【専用オーダーシステム作成】

これによりフレーム角度、カーブ率を計算して作る事が可能になりました。

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しかも!!
遠近両用レンズでも問題なく使えちゃいます。

もちろんHOYAのカーブレンズ以外でも作る事は可能ですが、見え方に不安のある方や
とことんこだわって、JAPONISMカーブフレームを使いたい方は

JAPONISM推奨カーブレンズをオススメします。
※度数によっては製作範囲外の場合も、気になる方はお問い合わせくださいませ

【オールチタンフレーム】

オールチタンって?想像付きますか?

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フロントはJAPONISMらしいシェイプ

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サイドからのショット。
流線的な細いデザインがいいです!

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少し珍しい角度から撮ってみました。
あれ?普通のメガネに付いているプラスチック素材が・・・ついていないような・・・

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鼻パッド、いつものプラスチックのパッドではなくチタン製。
もう気が付いている方がほとんどだと思いますが、オールチタンとは

すべてのパーツがチタン製のフレーム

アセテート、チタン、竹、木など様々な素材でメガネを出している
JAPONISMですがついにチタンだけのフレームを造ってしまいました。

細めのデザインですが、JAPONISMらしい立体感はしっかり出しています。
ボリュームがあるJAPONISMが好きな方も満足いただける出来になっています。
細めの柔らかいチタンテンプルなのですが、いい具合に硬さもあるので
ちょうど心地のいい掛け具合になっています。

このオールチタンシリーズにもカーブフレームがリリースされています。
細めのチタンテンプルですので、スポーツは勿論の事
バイクのヘルメットに干渉しにくいなど、
バイカーの方にも好評いただいています。

その理由とは?

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バイカーの方のメガネの悩み

「ヘルメットをかぶる時にテンプルが圧迫するのが困る」

特にヘルメットがフルフェイスタイプだとこの悩みは最高潮に・・・

【メガネを掛けたまま被る事は難しい】

【被った後にメガネを掛けようとしてもテンプルがメットに中々入らない】

などなど、バイカーにとってはメガネは悩みの種。
そんな悩みもオールチタンフレームなら解消してくれます。

その理由は

テンプルは細いですが、ある程度硬さがありますので
ヘルメットを被った後、バイザーを上げて差す様にメガネを掛けることが出来る!
という点です。

更に

カーブフレームなのでヘルメットにも干渉しにくい
視野も広いというメリットもあります。

有名なバイク系youtuberの方もこのフレームでバイク用でメガネを作られ
非常に満足しているそうです。

バイクに乗る時のメガネに困っている方
JAPONISMのオールチタンカーブフレームがオススメです!

【極太フレーム】

クラシック風なJN-566

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レギュラーコレクションではあまりない、【極太】なフレームになっています。
一見クラシックなのですが、じっくり観察したり、実際に掛けて見ると
そこまでクラシック感はないのが分かります。
フレームデザインはJAPONISMらしい横長なシェイプになっています。

このフレーム最大の特徴は

<チタンシートでアセテートをサンドしている重ね着風な造り>

正面から見ると分からないのですが、サイドや少し上から見ると
素材のサンド感がキレイに出てくれます。

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サイドからのショット、素材感の違いが良く出ています。

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上から見ると、更にその感じが出てきます。

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ブリッジは極太のチタンが、各パーツを繋ぎ合わせています。

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極太ですが、【板バネ構造】になっているので掛け具合が柔らかいです。

このJN-566ですが、実は元になったフレームがあります。
20年前の1997年にリリースされた

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JN-702のリメイクになります。

当時のトレンドもクラシカル全盛、そんな中で他にない独自のカタチ
そして雰囲気を追求し表現したのがこのモデルでした。

そのJN-702を今の技術で作り直し、今の時代に合わせ完成しました。

さて、part,2はこのあたりで締めたいと思います。
レギュラーコレクションでこれだけのラインナップがあるJAPONISM
次回は、レギュラーコレクションのフレームの影の立役者について【解剖】します。
ご期待ください。

メガネ徹底解剖!【JAPONISM】編 part,1

メガネ徹底解剖のお時間がやって参りました!
今回から本編 Part,1のはじまりです!
Part,1では目次編でも少し取り上げた

【レギュラーコレクション】

について【徹底解剖】していきます。

では早速いってみましょう!

 【オリジナル生地】

JAPONISMにはオリジナルアセテート生地があります。

【スパイダー生地】

スパイダーというネーミングなので、モチーフはそのまま

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蜘蛛の巣

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Col,フォレストスパイダー

ステンドグラスの様な、蜘蛛の巣の様な透けがキレイな生地です。
これはイタリアの老舗アセテート生地メーカーである

マツケリ社の生地になります。

このオリジナル生地【スパイダー】にはかなりの手間がかかって製作されています。
複数の生地を何度か重ねて作られているため

完成までには数か月

という時間がかかります。
柄が複雑になればなるほど人の手が必要になります。
しかし、すべて手作業で組み合わされるため複雑な柄も可能なのです。
スパイダー生地は、黒の中にクリアな色が入ることで、同じ黒でも重過ぎない、
奥行きのある黒になっています。

実際にスパイダー生地を使っているモデル
JN-576
IMG_8680このモデルに使われているスパイダーは

アクアスパイダー

と呼ばれる青みがかったスパイダーになっています。

IMG_8684

スパイダーにも様々な色があり、それぞれ個性があります。
スパイダー生地に共通している事は

<落ち着いているけど、よく見ると変わった色>

さりげなさの中に主張してくれる側面があるところが、JAPONISMらしいです。

そしてこのカラーが人気ナンバーワンといっても過言ではないスパイダー

ダー

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スパイダーの中でも古株なブラックスパイダー
このカラーに惚れられJAPONISMを探しに来られた方もいらっしゃった程
スパイダーカラーのスーパースターです。

スパイダーマンの人気に匹敵するのではないでしょうか!!
言い過ぎました・・・

でもそれほどまでにスパイダーカラーの中では人気なカラーです。

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新しい色が出るなら、スパイダーつながりでこんな感じのカラーが出ないかな?
と密かに思っています・・・

×××

な感じのカラーで。いつしか実現してほしいと夢見ております。

【板バネ】

「板バネ」とは、バネ性が出るように改良されたテンプルです。

IMG_8602

この「板バネ」はジャポニスムが
より良い掛け心地とフィット感を追求し考案し発表したもので、
2002年から搭載しています。

メガネの丁番は、中に小さなコイルを入れたバネ丁番というものがありますが
少し壊れやすいという点がありました。そこに疑問を感じたデザイナーが

<より掛けやすくそして単純な構造のバネ機能を目指し作り上げた機構>

それこそがジャポニスムの「板バネ」です。

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バネの効いていない状態

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バネが効くと、これだけしなってくれます。
メガネの掛け外しの時にかかる力を逃がしてくれますので
フレームが痛みにくいというメリットがあります。

もちろん掛け具合も優しいです。

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ちなみに解体するとこんな感じになっています。
少し段差がある場所がしなってくれる部分です。
板バネからそのままテンプルに繋がっていますが
穴があるのに気が付きませんか?

この穴の正体は?

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テンプルを抜けないようにするネジ穴でした

ネジを使う事で長時間の使用でも、テンプルが抜けない様になります。
テンプル材はβチタンと呼ばれる

チタンの中でも程よい堅さと柔らかさを持ったテンプル

を使用しているので非常に掛け具合も良いです。

そんなこだわりの「板バネ」はジャポニスムのアイコンともなっています。

 【油圧プレス】

聞き馴染みのある方も多いかもしれませんが、油圧プレスとは

加工技法の名称です

JAPONISMのメガネにはこの技法、油圧プレスを使ったモデルがあります。
アセテートに何トンもの圧をかけながら材料を押し
金型と同じ形状を作り出します。

金属のプレスとは違い、アセテートのプレスは本当に加減が難しいらしいです。

<圧を掛け過ぎてもダメ>

<圧が弱すぎても成型出来ない>

など、非常に繊細な技法になっています。
そんな技法で作られた油圧フレームがコチラ

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フロントは普通ですが・・・

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サイドの立体感が凄まじいです。
この立体感を一枚のアセテート生地から成型していくので驚きです。
一枚の生地なので、生地の柄をそのまま活かすことが出来ます。

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板の状態のアセテート生地が立体感のあるメガネに大変身!

この油圧プレスの技法を使える工場は鯖江にいくつかあるらしいのですが
ここまでの立体感を表現できるのは鯖江でも、たった一つの工場だけです
いいですか皆さま・・・

たった一つの工場だけなのです

そんな貴重な技術なので、もちろんその技術は門外不出
なんと製造現場にデザイナーが立ち会った事がないらしいです。
それほどまでに貴重な技術を使い、JAPONISMの油圧フレームは造られています。

この油圧を使ったフレームは過去にもいくつかあり
それらはJAPONISMを象徴する代名詞的存在になっています。

これらはあくまで序章、次回はもう少し細かい部分を【解剖】していきます。

こんな所まで造り込んでいるの?と思うような部分を見せちゃいます!
ではPart,1はこれくらいで締めさせて頂きます。