あれから毎朝ちゃいちゃんの特訓は続いております・・・。右手には良く出来たときのおやつ・・・そして左手は短めに手繰り寄せてあるリード・・・。ちゃいちゃんが前に出ようとすると、すかさずパシッとショックを与え・・・「ちゃいちゃん、これは虐待ではないのよ・・・みんな貴女のためなの・・・」と心でつぶやきながら、ひたすら進む店長なのです。
ある朝、前から近づいてくる一匹のわわちーちゃん。いつものように道路の反対側に避けて行きましたら、な・なんと・・・あろう事か、そのわわちーちゃんも渡ってくるではありませんか?「な・なにするんですかあ?」と思ったときには既に遅く、完全にロックオン状態のちゃいちゃんのけたたましいギャン吠えが始まってしまいました。
飼い主さんを見ると優しそうなおじいちゃま・・・あっ?何度かお会いした事のある人だ・・。みるみる距離は近づき触れ合うほどの距離に・・・ん?ちゃいちゃんが、自分の半分くらいのわわちーちゃんにくんくんされて逃げ惑ってる・・・ん?・・・でも諦めたのか静かになった・・・。必死で逃げながらどう対処したらいいのか見上げて店長を見てる・・・。
こ・これは・・・!?逃げてるよりいいぞ!このまま仲良くなってまえ!って祈るようにその場に暫し逗留・・・。・・・優しい飼い主さんなら甘えちゃえ・・・て感じで好感触。そのおじいちゃま、暫く前に一人で歩いていた時、ちゃいちゃんを撫でてくれた人で、悩みを相談したのを覚えていてくれたんですね~。
一気に気分良くなった店長は、あまり街中でなければ、こちらから近づいていって「訓練中なのでちょっと吠えちゃうんですが、いいですか?」って聞けるようになりました。相変わらず最初はぎゃん吠え・・・次は怖がって私の後ろばかり回り続けるちゃいちゃんですが・・・ん・・・少し進歩した感じですよ~。おじいちゃま!ありがと~!