メガネ徹底解剖のお時間がやって参りました!
今回はKAMURO Part.2ですよ!
では早速いってみましょう!
【ネーミング】
KAMUROのフレームは全て
デザインモチーフ
があります。
そのモチーフがフレームの名前になっています。
そのうちのいくつかをピックアップです。
BARA バラ
ネーミングそのままバラのイメージです。
バラの持つ刺々しさと、美しさを表現しています。
frill フリル
【羽根】をモチーフにしているフレーム。
羽根の柔らかさをチタンで表現した、中々思い切ったフレームです。
dress ドレス
そのままで、ドレスイメージなフレームです。
ドレス生地をモチーフにした動きのあるテンプルに、パールが転がっていく様を表現
なんだか物語性を感じるフレームです。
一見してすぐにモチーフの分かりそうなフレームから
名前を聞いてピンとくるフレームまで様々です。
フレーム品番で管理しているブランドが多いですが
品番だけだとどうも味気ないですよね。
フレームに名前が付いているとメガネに愛着がわいてきますよね。
お次の【解剖】は
【パッド】
KAMUROのパッドは、オリジナルパッドを使っているのです!
↓
KAMUROの【刻印】が入っているオリジナルパッド
ただ刻印が入っているだけじゃないんです!こだわりポイントを紹介しますね。
こだわりポイント①
パッドの色が淡いオレンジ
ちょっと分かりづらいので比較を↓に
左がKAMUROのオリジナル、右が一般的なパッド
普通のパッドは無色透明なパッドが一般的です。
無色透明なので目立ちにくいかと言えばそうではなく、
顔に乗せると意外にパッドが目立ってしまいます。
そこで
肌の色に同化してくれる淡いオレンジ
を入れることでパッドが目立ちにくくすることが出来ます。
ちょっとした気遣いが嬉しいです。
こだわりポイント②
ファンデーションが付きにくい造り
女性メガネユーザーの永遠の悩みである
≪パッドにファンデーションが付く≫
≪パッド跡が鼻についてしまう≫
という悩みを最小限に抑えるためのパッドになっています。
何が普通のパッドと違うかというと、
“既存のパッドよりも表面がツルツルして堅い”
という特徴があります。
そうすることで
ファンデーションが付きにくく、劣化もしにくくなります。
各ブランド、オリジナルパッドを採用している所も多いですが
こういったファンデーションが付きにくい
パッドを目立たせないように
と言った工夫をするブランドは少ないです。
ユーザー目線に非常に近いKAMUROだからこそ
出来る提案かもしれません。
次の【解剖】です
【先セル】
先セルとは、耳にかかるプラスチック部分の名前です。
モダン、テンプルエンドなどとも言われます。
KAMUROの先セルは遊び心に飛んでいます。
R 右
なんだこれは!?と思いますが指で
①と②
と表現しています。理由は2012年度に発表のモデルだからという事だそうです。
視力表でお馴染み穴あいてるアレ
【ランドルト環】
これ何だか分かります?
蛇なんです。
理由?蛇年のリリースだからです。
これはもう説明不要ですね。
メガネです。
耳
耳にかかる部分に耳。しゃれています。
漢数字で
十
KAMUROが生まれてから十年なので記念の十
ちょっとした部分にもこだわるKAMUROイズムがここにも表れています。
掛けてしまえば見えない部分、そこにもメガネの楽しさを入れてしまう。
“らしさ”
全開ですね!
KAMUROの先セル、ほぼ毎年変えているのですが
最初はここまで毎年変えるつもりはなかったみたいです。
葉っぱの先セルがデフォルト(おそらく)なのですが、
ある時期に、先セルデザインで遊んでみたらこれが思いのほか好評だったらしく。
「来年はどんな先セル?」
てな問い合わせが多く来たらしいです。そうなったらやらざるを得ないな・・・
という事で、思いもよらない形で先セルデザインを毎年?変える様になったみたい。
しかし。結果的に
KAMUROは先セルが面白い!
となったのも事実。(どちらかというとメガネ屋界隈で・・・)
KAMUROユーザー様も、ご自身の先セルが何か確認してみては?
【スプーマ】
さて、いよいよこのフレームを紹介する時がやってまいりました。
part,1の最後にチラッとお話していた最高傑作といっても過言ではない
と言ったフレームがこのフレームになります。
当時のKAMUROチーフデザイナー小野寺慎吾氏が
「このデザインは全てをやりきれた」
と言った程のフレーム。
まさにキングオブKAMUROなフレームです・・・
クイーンの方がいいのかな?
KAMUROといったらこれ!と言ってもいいほど
KAMUROの技術、デザインの全てが入っています。
日本人が似合う、やや吊り上ったフレームシェイプ。
そこに≪神髄≫ともいえる七宝とラインストーンを合わせています。
ゴージャスになりすぎない、品の良い具合でお顔を彩ってくれます。
このスプーマも、あるモチーフがあるのですがお分かりになりますか?
答えはシャンパン!!
ではなく
【泡】
スプーマというネーミングもイタリア語で【泡】という意味らしいです。
シャンパンの泡のようなイメージを七宝とラインストーンで表しています。
テンプルにも七宝&ラインストーンで可愛く、しかしゴージャスに。
この丁度良いゴージャス感がたまりません。
どうでしょう。スプーマの素晴らしさ伝わりました?
リリースから結構時期は経っているのですが、今でも人気が衰えないフレームです。
ブランドの代名詞ともいえる長く愛されるフレームですね。
ではPart.2はこのあたりで。
次回のPart.3でKAMURO編は完結します。次回は
《KAMUROにもやっぱりあった!サングラスの巻》
ぜひPart.3もお楽しみにしててください。