「TAYLOR」カテゴリーアーカイブ

【TAYLOR WITH RESPECT walpole】無骨なウェリントン

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前回のブログに続き、テイラーの新作を【徹底解剖】していきます。
これで、春の展示会の新作が全て出揃いました。
では早速いってみます

TAYLOR WITH RESPECT walpole col,04 ¥43,000-(税抜)

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デザインは、

スクウェアが強めなウェリントンモデル

いわゆるクラシックなデザインのフレームと
少し違った雰囲気のフロントのデザインになっています。

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walpole(ウォルポール)はブリッジ(左右のレンズをつなぐ部分)に
独立したパーツが使われています。
デザインとしての側面と、機能としての側面を持つ

テイラーオリジナルパーツ

になっています。

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裏はこんな感じです。
ネジ4本で固定されているので、グラつきにくいです。

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通常ではロウ付けされるネジ留め用パイプを、
ブリッジと一体のパーツとして設計し強度を高めています。

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上の画像はリリースされた頃の<ユニオン>
当時のパーツは、ネジ止めが2点でした。

これを緩まない様に改良し、4点でネジ止めにすることで
強度とグラつきの防止を実現させました。

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レンズを囲むリムに、

面取り加工を施し、柔らかさも出しています。

よく見なければ分からない部分ですが、
クールになり過ぎないようにする大事な部分でもあります。
ビジネスシーンは勿論ですが、少しラフに使っていただく事も出来ます。

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digでも説明させていただいた、

電着塗装を用いたグラデーションカラー

独特な風合いと、塗装の強度を両立させています。

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モデル名の「ウォルポール」は

18世紀のイギリスの作家
ホレス・ウォルポールの名前から名付けられました。

“偶然から幸運を掴みだす”という意味の造語
「セレンディピティ」

という言葉を生み出した人だそうです。
デザイナーの脇氏、曰くたまたまフレームパーツの改良中に閃いたアイデアが、
このNEWモデルのデザインになったということで「ウォルポール」
という名前を付けたそうです。

TAYLOR WITH RESPECT walpole col,01¥43,000-(税抜)

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正面から見るとブラックなフロントですが、
こちらのカラーはサイドから見るとカラーに秘密があります

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リムの側面だけがゴールド仕様になっています。
塗分けが必要な技法ですが、手間を惜しまずやっています。

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上もゴールド

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先ほどのグラデーションカラーと比べると
ブラックのカラーが強めに出ますので、しっかり目に表情がでます。

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しっかり四角なウェリントン系のデザインがカッコいいです。
大人なイメージで使える渋めでカッコいいシェイプ

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渋めでカッコいいwalpole
世代を問わず、カッコよく落ち着いた印象を出す事が出来るフレームです。

大人なウォルポールを体感してくださいませ

【TAYLOR WITH RESPECT dig】レコード風メガネ?

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TAYLOR WITH RESPECT 春展で注文した新作が入荷してきました
早速【徹底解剖】していきたいと思います。

TAYLOR WITH RESPECT dig col,04 ¥36,000-(税抜)

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小さめサイズのボストンシェイプです。
男性の方は勿論ですが、女性の方も掛けていただけるサイズ感になっています。

デザイナーの脇氏も、女性に掛けていただけるサイズ感をイメージして
このサイズ感を作ったと言っていました。
クセのない、ボストン型ですが実は様々な仕掛けが仕込まれています。

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正面から見るとあまり分からないのですが、横から見るとこれだけ厚いリム。
これだけ厚くしているのには理由があって

強度近視の方でも
レンズの厚みを隠すことが出来る様になっています。

リム側部の

【レコード溝のようなリム】

がレンズが厚くなっても気にならない様にしてくれます。

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電着塗装を用いたグラデーション
リムの太さと相まってかなりカッコいい仕上がりになっています。

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リムは厚くても、全体の印象としてはかなりスリムです。
このスマートさもテイラーの魅力です!
IMG_7960先セルに施された『T』マークもさりげなく主張してくれます。
掛けている時には見えない部分ですが、そこがまたいいです。

フレーム名である『dig』という名前は
レコードの様に特徴的なリムからインスピレーションを受け
アナログレコードを探す行為である

『ディグる=掘る』

という言葉からネーミングされています。
なんだか名前の付け方までカッコいいです・・・

TAYLOR WITH RESPECT dig col,03 ¥36,000-(税抜)

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こちらは、ブルーグラデーションバージョン

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テイラーは本当にカラーの使い方が凄いです。

定番色や流行色を乱用するでなく
オリジナルなカラーを生み出している感じ

デザインもそうですが、

テイラーの神髄は『カラー』

と言っても過言ではないかもしれません

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ブランドイニシャルをモチーフにしたヨロイ

『T』

もキチンと健在です。

IMG_7971ネイビーブルー、本当にキレイです。
個人的に好きなカラーという事もありますが、発色の仕方がたまらないです。

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他のメーカにはマネの出来ないカラーリングが多いのも
テイラーの特徴です。

TAYLOR WITH RESPECT dig col,02 ¥36,000-(税抜)

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テイラーでは初登場の技法

『転写カラー』

リムの表面に柄を施す技法です。
べっ甲柄風なプリントが施してあり
他の部分のカラーはアンティークな質感にしてあります

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リムが細くても転写の柄は分かります。
他のカラーと比べてもメリハリがあります。
クラシック感が一番強く出るカラーではないでしょう。

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やり過ぎない、絶妙な具合のアンティークさです

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先ほどのカラーと違い、リム部分はグラデーションでなく
全体的がアンティークカラーになっています。
この感じも一体感があっていいです。

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AZに入荷してきたカラーはこの3本です。
同じフレームでも、カラー違いで随分印象が変わってきます。
実際に顔に乗せてもらって、色の違いを見ていただきたいです。

もう一本、テイラーの新作が入荷しています。
そちらも近々アップしますのでお楽しみに!

<ブランドディスプレイ>

前回のブログでディスプレイの話が出ましたので
今回は各社のオリジナルディスプレイをご紹介したいと思います。
POPやディスプレイも、各社様々な種類をだしています。
変わり種から正統派まで、AZにあるものの中からいくつかピックアップしていきます。

【KAMURO】

「美・観・楽・遊」というコンセプトのブランド
アクセサリーの様なメガネを出すブランドのディスプレイは
世界観を表現するように、
落ち着きはありつつ、可愛さも表現できるディスプレイになっています

タペストリーや金属製のPOP立てもKAMURO感満載です。

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シンプルなバージョンと
テンプルを埋め込んだ?ちょっと変わり種のディスプレイです。

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KAMUROらしく、ロゴを七宝のカラーで埋めています。
花や葉っぱモチーフの柄になっています。
ブランドイメージがディスプレイに集約されています。

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春の展示会でお目見えした新作ディスプレイ
メガネのテンプルにPOPを挟み込むこともできる
<機能性も持たせてあるディスプレイです>

【LABYLINTH BY 影郎デザインワークス】

影郎デザインワークス
のディスプレイは
《一癖も二癖もあります》

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デザイナー完全手作りの

《謎のディスプレイ》

モチーフが何かとか、謎の多いディスプレイですが
ブランドイメージと完全にマッチしています

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一筋縄ではいかない、個性的なフレームが多い影郎コーナー
そんなコーナーの雰囲気を更にアップさせてくれるディスプレイになっています。

【JAPONISM】

JAPONISMのディスプレイはブランドイメージを具現化したような
クールな印象のディスプレイです。IMG_7404

ドライバーセットをディスプレイにするあたりが
何だかJAPONISMらしいです。
ドライバーはJAPONISMのロゴ入りで、持ち手まで金属で仕上げています。

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3本セットではない、1本バージョンも存在します。

《10th ANNIVERSARY》

と刻印のある通り、
10周年の際に作られたディスプレイです。

《20周年記念》
オリジナルロゴメガネ拭き

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がリリースされたのが3年前の2016年
ドライバーはもう10年以上前のディスプレイ
という事になります。
こうして振り返ってみると歴史を感じますね。

【ic!berlin】 IMG_7406

(何か写り込んでいますが、気にしないでくださいませ・・・)
ic!berlinのディスプレイは、ブランドのアイデンティティ

《ネジを使わない》

構造を取り入れたデザインになっています。
実際にメガネに使われている素材をそのまま使っています。
素材だけでなく、製造方法も同じです。
違うのはメガネの形ではないという事のみ。

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といいつつ、実はメガネ型もあったりします。
これだけでブランドに興味を持ってもらえるような
インパクトのあるディスプレイです。

 【G4 OLD&NEW 】

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G4はメガネの分解図をディスプレイにしています。
意外とメガネに使われているパーツって多いんだな、と思います。
クラシカルなG4らしい、渋いディスプレイです。

 ディスプレイはブランドのイメージを伝えるのに最適なアイテムです
メガネを見るついでに、少し気にして見て見るのも面白いですよ

【TAYLOR WITH RESPECT】番外編 ケース&ディスプレイ

前回のテイラーブログはリピート入荷分を紹介しました。
今回は番外編として

<ケースやディスプレイ>

をご紹介したいと思います。
まずはケースから行きたいと思います。

2017年AWに発表したオリジナルアイウェアブランドの

《TAYLOR WITH RESPECT》

オリジナルケースが付いてくるのですが
このオリジナルケースが早くも3代目に突入しています。
AZには初代を含め、TAYLOR WITH RESPECTのケースが全て揃っています。
初代ケースからご紹介していきます。

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初代ケースは、四角いネイビーケースです。
触り心地の気持ちいいハードケース

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中はこんな感じです。
《TAYLOR WITH RESPECT》の刻印がいい味を出してくれます。

2台目はネイビーからブラックにカラーが変わっています

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いかにもメガネケース!といったシンプルなケースです

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中の刻印は、高級感のあるゴールドで仕上げてあります。
テイラーのメガネを引き立ててくれる影の立役者です

そして今回新たに3代目のケースが登場しました!

今回のケースは今までの形状とは違います。
今まではハードケースでしたが、今回は持ち運びに便利な

『ソフトケース』

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ソフトケースで柔らかいですが、芯材が中に入っていますので
カバンの中に入れ持ち運びをしても潰れにくい仕様になっています。

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TAYLOR WITH RESPECT

の刻印は、ケースを開くと現れます

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ケースの真ん中には出っ張りがあります。
ブリッジを乗せて安定させることが出来る機構になっています。

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今までのケースを並べてみました。
それぞれ特徴があって面白いです。

そして今回、新たなディスプレイが登場します。

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木製のディスプレイが新登場
素材は東北地方の栗の木を使用しています
軽く、堅い、触り心地の良いディスプレイです

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<ファニチャーホリック製>
ファニチャーホリックは福井県にて、オーダーメイド家具や小物の製作をしています
ガイアの夜明けにも取り上げられた事のある家具メーカー

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同じ福井県で作られた TAYLOR WITH RESPECT との相性は抜群

《仕立てる》

というテイラーのコンセプトも含め、木のディスプレイは映えます。

テイラー番外編でした。
メガネフレームだけでなく、ケースや世界観を表現するディスプレイも
ブランドイメージを構成する重要な要素の一つです。
様々なブランドが様々なディスプレイ・ケースなどを用意しています。
AZに並べてあるディスプレイもブランドによって様々。
よろしければ、ちょっとだけ気にして見ていただくと嬉しいです。

【TAYLOR WITH RESPECT】リピートフレーム続々入荷!

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すっかり店頭のフレームも少なくなってしまっていた
【TAYLOR WITH RESPECT】
春の展示会でのリピート品がしっかり入荷してきました!

union ユニオン Col.05 smoke¥38,000-(税抜)

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unionが、新たなパーツになり再登場です。

さて、どこが新しいパーツになっているのかわかりますか?
↓の画像は以前のunionです。

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どうでしょうか?お分かりになりますか?
今まではブリッジ部分の留め部分が、ネジ一本で留められていました。
ネジ一本で留められていますので、
条件によっては、グラつきが出てしまう事がありました。

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今回はグラつきを無くすためにブリッジを改良し、新しい留め方にしています。

ネジを2本使って留めますので
緩むことはほぼなくなります

実はこの新しいブリッジは、新作の為に作られたブリッジを使っています。
その辺りの詳しい話は、新作の記事でお伝えしたいと思います。

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新色のスモーク は

業界初の表現方法である
クリアスモークに砂打ちによるグラデーションマット

とても難しい技術ですが、腕の立つ一人の職人に依頼し、成功したカラーです。
グラデーションを成功させるために、
目見当で一つ一つを加工し、熟練の技術によって商品化が可能となりました。

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マット部分は滑らかなマット感で、質感はザラザラしているというより
サラサラしたシルキーな触り心地です。
そんなマットな部分がグラデーションでツヤに変わっていきます。
独特なマットの風合いがとても綺麗です。

 union ユニオン Col.04 Brown Demi¥38,000-(税抜)IMG_7318

クラシカルな風合いのブラウンデミも入荷しております。
王道で使い勝手の良いカラーです。

 sole ソル 07. Black & Damaged Gold ¥38,000-(税抜)IMG_7325

入荷すると、すぐお嫁入りしてしまうと噂の<ソル>も入荷しています。
ウェリントンタイプの、使いやすいデザインが評判のいい一本です。

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フレーム裏のダメージカラーがいい味を出しています。

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フロントのブラックの部分は、職人が色を塗っています。

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上の画像の様に、手で丁寧に染色剤を塗ります
長年の経験と技術、選び抜かれた道具により、
最善の技術が編み出され、品質の高い商品が生まれます

sole ソル 04. Navy & Silver Gradation ¥38,000-(税抜)

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ネイビーからシルバーに変化するグラデーションカラー

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青の質感がたまらなくカッコいいです。
グラデーションカラーは機械ではなく、人の手で染められます

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フレーム自体を染色剤へ漬け込む作業です。
人の手で、目で見てグラデーションカラーを作っていきます。

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様々な技を使ってテイラーらしいカラーは仕上げられます。

hati ハティ 04. Mat Black ¥38,000-(税抜)

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テイラーのフレームの中で
唯一のハーフリムナイロールタイプ

デザインは《ソル》がナイロールになったような感じ

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左がソルで、右がハティ
こうして比べてみると、レンズデザインも似ているのですが
ぱっと見では全く違うようなデザインに見える不思議

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ハーフリムなので、柔らかく優しい印象で使えます。

hati ハティ 01. Damaged Silver ¥38,000-(税抜)

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テイラーいえば!なダメージシルバーカラーも再入荷しています!

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渋くカッコいいです

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SKOLL スコル 05. Black & Damaged Gold¥39,000-(税抜)

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内わっぱにプラスチックを用いるところを
メタルに置き換えたフレーム

細いですが、内わっぱの主張はかなり出てくれます。
黒と金の派手めな配色ですが、全体的にスリムなので
高圧的な印象にはならず使うことが出来ます。

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内わっぱが、メリハリを生んでくれます

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デザインはソルに近いイメージです。
左がソルで、右がスコル
内わっぱがある分、スコルの方がフレームの主張がしっかり出ています。

以上がテイラーの再入荷分です。
どれも人気モデル・人気カラーなのですぐ無くなってしまうかも・・・
気になる方はお早めに!!

<2019年新作展示会>報告!

先日、東京の渋谷周辺にて<2019年春・新作展示会>が行われました。
今回も日をずらして、店長班とその他班の2班で新作の仕入れを行ってきました。
報告を兼ねて、さらっと新作をご紹介したいと思います。

我々は

<KAMURO>

<TAYLOR WITH RESPECT>

の仕入れを担当
まずはKAMUROからご案内します。

春の展示会は、ほとんど渋谷・青山辺りで行われます。
表参道駅からKAMUROに向かいます。

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KAMUROの展示会場は、KAMUROの青山店です。
展示会の数日間、一般営業をお休みして我々を出迎えてくれます。
青山店にお邪魔するのは、実は初めてなスタッフ。
オシャレな商店街通りに、これまたオシャレな感じにお店があります。
この時ふと、「駐車場無いんだ・・・」
と思っているのは私が東京人ではないからでしょう。

早速お店に入り、仕入れスタートです。
KAMUROファンの方には「ピン」とくるかもしれないフレームです。

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そう、この形はKAMUROのフレームの中でも長年愛されているモデル

《セルタ》

のレンズサイズを大きくしたモデルになります。
遠近両用はもちろん、中近レンズを入れても余裕なサイズ感になっています。
カラーも合わせやすいカラーで展開しています。
トレンドに合わせて少し大き目のサイズになったセルタです。
カラーレンズを入れて小ぶりなサングラスとして使うのもいいかもしれません。

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こちらのフレームも今までのフレームのバージョン違いになります。

《ディスコ》

と呼ばれる煌びやかなフレームの縦幅を大きくしたボリュームアップデザイン
こちらも中近サイズに適したゆったりサイズです。

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こちらも新色追加ものです。
コンビネーションフレームが可愛い

《フォリア》

の新色です。クリアで明るめな新色が追加しています。

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AZでも非常に評判の良かったモデル

《ヴァシニウム》

こちらはまだ製作途中でサンプル状態でしたが、
レンズデザインと、レンズサイズを変えてのリリースです。
元のヴァシニウムはレンズサイズが小さく、遠近にはあまり向かないサイズでしたが
今回の新ヴァシニウムは、その問題をクリアしています。
メガネの形としてのサンプルは見ることが出来ませんでしたが
可愛い事間違いなしの一本です。

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新サングラスもリリースされています。
KAMUROとしては大き目なサイズのサングラス
眉まで隠れますが、決して大きすぎるサイズでもない
絶妙なサイズ感です。

さて・・・ここで問題が・・・
最重要である新作のフレームを撮影していない・・・

新作は是非入荷するまで楽しみにしていてくださいませ!

さて、お次は会場を変えテイラーの仕入れに向かいます。

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《ユニオン》

と呼ばれるモデルの新色
実はこのユニオンというモデル
<ブリッジを繋ぐパーツが、使っているうちにグラグラになってしまう>
という現象が起きていましたが、今回はその問題点を改良しました。
その辺りの細かい説明は、入荷時に徹底解剖しようと思います。

新色はちょっと変わったマット仕様
フレーム上部はマット、グラデーションで下にいくにつれて
ツヤありになっていく手の凝っているマットカラーです。

《walpole(ウォルポール)》

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スクエア感を少し強めたウェリントンのモデル
テイラーの中でもかなり渋めなデザインじゃないでしょうか。
シンプルなフレームの中に様々な工夫が凝らしてあります。

《dig(ディグ)》

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テイラーの中で、一番小ぶりなサイズ
女性でも使えるサイズ感になっているモデルです。
強度近視の方に向けて工夫されているのですが、その細かい部分は入荷してから
細かく書きたいと思います。

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ちょっとだけチラ見せ

といった感じで仕入れは終了。
そして仕入れ終わりの疲れた体に・・・

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BEER

こいつで締めくくり、春の仕入れは終了です。
AZで取り扱っているブランドや、そうでないブランドも含め
まだまだクラシックのメガネのブームは続きそうです。
各ブランド、“らしい”クラシックをリリースしていました。

新作は入荷次第【徹底解剖】していきたいと思います。

<メガネのパーツや部位の名前>

今回は、意外と知らないメガネの
パーツや部位の名前・総称をご紹介していきたいと思います。
パーツの中には、呼び方が一つでないものもありますが
今回は一般的に使われる事の多い名称で紹介していきます。

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 今回は【TAYLOR WITH RESPECT 】
のプルーラルをモデルに紹介していきたいと思います。

①リム

レンズを囲む部分の名称
リムシェイプ(デザイン)でメガネの印象が大きく変わります。
大きく分けて3つに分類分けできます。

 

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1,フレームが覆われているフルリム
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2,フレームの半分が覆われているハーフリム(ナイロールなどとも呼ばれます)
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3,フレームのないリムレス(ツーポイントなどとも)
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メガネのデザインは星の数ほどありますが、ざっくり分類しますと
この3つのデザインに属します。

②ブリッジ

リム間の橋渡しをする部分
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③ヨロイ

リムとテンプルを繋ぐポイントパーツ
智(ち)と呼ぶ事もあります
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④クリングス

パッドとレンズを固定するリムやブリッジをつなぐ部分
曲げたり変形させ、お客様の目元の形にフィットさせます

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より細かい調整が出来るように、日本のブランドでは「うねっと」している
スネーク=S型タイプと呼ばれるクリングスを使われることが多いです。
S型はパッドを寝かせたり、起こしたりする事も細かく調整が可能です。

⑤ノーズパッド

鼻に当たるパッド状のパーツです
プラスティック、シリコンなどの他、最近ではチタン製のパッドも出てきています

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⑥丁番(ちょうばん)

ヨロイとテンプルの接合部分

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丁番のパーツをロー付けするものが多いですが
テイラーの丁番は「スパルタ丁番」とよばれる
ヨロイまたはテンプルと一体になっているものを指します。

⑦テンプル

耳にかけるパーツをテンプルと呼びます。ツルとも呼ばれることもあります。
チタン製やβチタン製など、様々な素材があります。

⑧先セル

テンプルエンド(テンプルの先)に被せるパーツ。別名モダンとも呼ばれる。
近年ではメタル加工の製造技術が向上したことによって先セルを被せなくとも当たりが優しくかけ心地の良い形状のテンプルが増えています

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まずは定番のパーツをご紹介しました。
次回は、もう少し細かい部分を掘り下げてみたいと思います。

秋の展示会に行ってきました!

ついこの前、春の展示会に行ったと思ったのにもう秋の展示会です。
時間が過ぎるのが早いです・・・
今回はそんな秋の展示会の報告ブログになります。

オーナーとスタッフUの組
スタッフMとスタッフWの組
に分かれ今回は仕入れをします。

我々の組は、まずは青山にあるtop_101

<ライトボックス>

『TAYLOR』の仕入れです。

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新型の

『auth』オース

オーセンティックという言葉から付けられたネーミング

<本物>

<確実>

<真正>

などという意味を持ち
トラディショナルなスタイルを指します。

写真のカラーは業界のみならず、塗装の技術としても

“初”の技術を使っています。

その辺りの話は、実際にモノが入って来た時に
詳しくブログで掘り下げたいと思います

新作2つ目

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『Bagua』バグア

八角形のデザインフレームなのですが
一見すると、ラウンド型に見えるというちょっと不思議なデザインです。

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『Skoll』スコル

の新色もリリースされます。
展示会場ではうまく取れませんでしたが、黒っぽいけど
実は黒ではない、奥行きのあるカラーです。
こちらもモノが入ってきたら、頑張って撮影してみます

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仕入れ風景はこんな感じ。
左に写っているのが、デザイナーで代表の脇さん。
渋くダンディなこの方から生まれるのがTAYLORのメガネです。

同じ会場にある『RIDOL Zparts』のリピート注文も済ませ。
次は汐留に向かいます

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ライトボックスとは打って変わり、思いっきりビジネス感満載の
こちら【ベルサール汐留】にて開催されている

『SITE』サイト

こちらでは『ic!berlin』を仕入れします。

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新作は、アイシーベルリンらしいモデルや
最近出してきている、ファッショナブルなフレームなど
かなり個性豊かな新作が多かったです。

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サングラスも、かなりインパクトの強い
中々クセのある、好きな人には堪らないデザインも出てきています。

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そして、今回からアイシーベルリンの
モダン(耳部分のパーツ)が変わります。

今までは、ラバー部分の形状がまっすぐでしたが、今回から
先端が耳にかかりやすい形状に変わりました。
これで、よりかけ心地の良いメガネになってくれます!

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そして何と言っても、アイシーベルリンと言えば
ブース内で提供しているデリ
このカレーが美味しいのです!
スタッフWは写真のカレー、Mはガパオライスを頂きました。

お腹も満ちたので、最後は秋の展示会の最大規模の会場
国際展示場で開催されている

『IOFT』

に向かいます。

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何だかんだ、毎回撮ってしまうビックサイト
規模が大きく、世界中の様々なブランドを見られるのがこのIOFT

この展示会の仕入れは、オーナーたちが済ませているので
我々は、会場内で新しい情報を探すのが目的です。
取り扱いブランドの新作なども見つつ、
色々と情報を教えてもらっていると気が付けば閉館時間。

展示会に行くと、生の業界の『アツさ』を感じます。

ライバルであり、同業の仲間でもあり

様々な想いの交錯する熱気に包まれた会場でした。

業界のアツさを感じ、いつも通り東京の打ち上げ会場

俺のイタリアンへ

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前回はTボーンステーキでしたので、今回は

1ポンドステーキ!

二人でシェアしても十分なボリューム。
一日の疲れも、肉パワーで吹き飛ぶ美味しさでした。

今回仕入れたフレームたちは順次入荷してくる予定です。
早ければ、このブログを上げる頃には注文したものが届いているかも?
入荷してきたモデルは、まずSNS関係にさらっと載せて
その後、ブログで紹介する流れになると思います。

入荷などの最新情報は、

Instagram

Facebook

Twitter

などで確認頂けます。
というブログを書いてる最中にも、新作が入荷しています。
是非チェックしてくださいませ!

【TAYLOR WITH RISPECT】新作【SKOLL】&新色【SOLE】

前回に引き続き

【TAYLOR WITH RISPECT】

の新作を【徹底解剖】していきたいと思います!

SKOLL スコル col,01 Dameged Silver   ¥39,000 -(税抜)

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フロント一体型のオールチタン枠です
デザインとしては『ソル』↓

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に近いデザインになっています。

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メガネのデザインで流行している

『内わっぱ』

※メタルフレームの内側にセルフレームを挟みこんだデザインです

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内わっぱのメガネは、上のメガネの様な感じのメガネです。
メタルオンリーのフレームよりも上品さが出てくれます。

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通常、内わっぱはプラスチックを用いる事がほとんどです。

その内わっぱを

メタルに置き換えたことにより

今までのない表情が生まれました。
素材が一緒なので、素材的には馴染むのですが、内わっぱのカラーが
目立つ様な造りにしてあります。
この絶妙なカラーの使い方がテイラーらしいです。

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二重に見えるフロントデザインは、ハティの【月食】に対して

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『日食』

をモチーフとしています

『日食』という現象が、SKOLL(スコル)という狼が太陽を食べたことより
起きたという北欧神話より付けています。

ハティと同じくスケールが大きいです。

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こちらのカラーは、前回でもご紹介した【ダメージカラー】です。
内わっぱの部分は、ダメージ加工ではないので
ツヤ感とダメージのコントラストがクッキリ出てくれてカッコいいです。

SOLEソル col,05 Khaki & Gold Gradation ¥38,000 -(税抜)

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テイラー1stモデルの『ソル』

こちらの 新色が登場です!新色はグラデーション仕様

カーキゴールド

渋いツートンカラーです。

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今までのテイラーの中でも、かなり大人なカラーかと思います。
明るいグリーンではなく、トーンが落ち着いたグリーンです。
渋く使って欲しい一本になっています。

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グリーンからゴールドのコントラストが非常にキレイです
カーキグリーンと、ゴールドのカラーは
他のブランドを探しても中々無いのではないでしょうか?

SOLEソル col,06 Damaged Gold ¥38,000 -(税抜)

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『ソル』にもダメージカラーが追加されました。
前回のパートでも紹介しましたが、独特の風合いがカッコいいです。

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ちょっとかすれた、渋いカラーです。

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手触りもすごく気持ちいいのです。
一見ザラザラっぽく感じますが、実際の手触りはツルツルした感触。
なんだか不思議な感じです。

以上が、今回入荷してきたテイラーです。
落ち着いた印象ですが、他の人とはちょっと違うメガネ
そんなメガネがこの【テイラー】なのでは?と思います。

『メガネの流行ってどんなの?』ボストン編

しばらくぶりですが、前回の【丸メガネ編】に引き続き
今現在、最も流行していると言っても過言ではない

<ボストン型>

【徹底解剖】していきたいと思います。

そんなボストンシェイプは

オシャレっぽい

そんなイメージを簡単に出すことが出来ます。
ジャンルとしてはクラシック系ですが、
同じクラシック系の丸メガネよりも、抵抗感なく掛けられると思います。
結構クセはある風に見えて、万能なメガネなのです。

ですが、選び方を間違えると似合わなくなってしまいます。
全てのメガネに言えることではありますが、
ポイントを抑えたメガネ選びをしてあげることで、キチンと似合うメガネになります。

そんなボストンの選び方を今回はお教えします。
ボストンを掛けこなすポイントの前に、ボストンメガネについて
【徹底解剖】していきたいと思います。

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ボストン型は、丸い逆三角形で、おむすびを逆さまにした様な形です。

『ボストン』

という名前の由来は1950年代、
アメリカの都市ボストンで流行したことからこの名前が付けられました。

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(1950年代のアメリカのイメージ画像)

ボストンのデザインは、レトロ感もありつつ知的で、
ビジネスシーンでも使われる事もあるフレームです
丸みのある独特なレンズ形状は、メガネを掛ける人の印象を
柔らかく親しみのある感じにしてくれます。
レンズの上下幅も十分にあり視野もしっかり確保できます
顔の輪郭を選ばず、万人受けするフレームでもあります。

最近では、オールプラで作られているものはもちろん、

※ブリッジだけ金属にしているデザイン

※オールチタンで作られている、シャープな印象のモデル

など、様々な素材で遊んだ造りのボストンがリリースされています。
ボストンを似合う様に選ぶポイントは、前回の

【丸メガネ編】

でも解説しました

“レンズに対しての目の位置”

を抑えるといいです。
レンズの中心よりも、少し内側に黒目が来るように選んでください
そうするとクールにカッコよくボストンを掛けこなせます。

更にボストンを掛けこなす為に気にしていただきたいポイントは

カラーと素材感

ごくごく当たり前みたいな話ですが、他のフレームデザインと比べても
フレームカラーと素材感のインパクトが強く出るデザインです
(スタッフWの主観)

フレーム素材のバリエーションがかなり増えてきていますので
シチュエーションにあったモデルを探していきましょう。
素材感やカラーの特徴を少しまとめて紹介していきます。

これぞ『ボストンメガネ』というデザインと素材感の

歩 1021 col,0907

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オールプラスチックで、カラーも無骨に単色の黒】でまとめてあります。
これぞボストン!な要素をふんだんに盛り込んだ一本になっています。
単色の黒ですので、デザインと色が際立ってくれます。
お顔に乗せた時のメガネの印象もしっかり主張してくれます。

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歩 1021 は現在主流のプラスチック素材である

“アセテート”ではなく
“セルロイド”生地を使っています。

プラスチック素材の生地の説明については

【コチラ】

をご覧くださいませ。

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セルロイドフレームの『ツヤ感』と色の出方がとてもキレイです。

ボストン型の、レトロの感を出すのであれば

【デミカラー】

と呼ばれる、べっ甲系のカラーがいいです

TURNING Step TP-321 col.02 デミ

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ブリッジを金属パーツにしたタイプのボストンになります。
テンプルも金属のタイプでいわゆる

コンビネーションフレーム

と呼ばれるタイプのフレームです。
コンビネーションは、プラ素材と金属の素材の違いでメリハリが効きます。
この素材の違いが『味』になってきます。
ブラウンデミのカラーの出方も主張しすぎることがないので
使いやすいカラーリングといえます。

素材の違いや、ブリッジの印象から難しそうに見えますが
意外と普通っぽく使えてしまいます。

最近では、こういったコンビネーションのフレームが
ボストンデザインの定番として、多く見かける気がします。

お次は、ここ最近メガネ業界で多くなってきた

オールチタンのフレーム
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そのオールチタンのボストンバージョン。
チタンを使用していますので、プラスチックのフレームよりも主張しすぎず
洗練されたイメージのボストンとして使うことが出来ます。
ボストンを仕事で使いたいといった場合
このようなオールチタンのボストンを選ぶといいかもしれません。

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サイドから見た時も、スッキリします。
リム(フレーム)が細いので、のメリハリが効くカラーでも
キツイ、怖い印象にならずに使うことが出来ます。

コンビネーションのいかにもボストン!

といったフレームもいいですが、細目のチタンで作られたボストンもいいです。
さらに細いチタンのボストンもあります。

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AZの中にあるボストンの中でも小ぶりなサイズ感です。
ボストンをかなりシンプルに仕上げた一本になっています。
小さめなので、ボストンの感じが出すぎないので

初めてボストンに挑戦してみたい!

といった方にもおすすめなのが、小さめサイズ
カラーも落ち着いたシルバーやゴールド系がいいです。

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オールチタンの洗練されたデザインがいいです。
一見するとボストンっぽくないデザインもいいのかもしれません。

<顔に対して、フレームがどのくらいの割合を占めるのか?>

そこがかなり重要になってきます。
ただし、このサイズ感は非常に難しく、大きくても似合っちゃう場合もあれば
小さめでも似合っちゃう場合もあります。
これはフレームとお顔のバランス、眉や、目幅の状況によって変わってきます。
どういったメガネが似合うのか。
いわゆるセオリーみたいなものは存在しますが
やっぱり顔に乗せなければ分かりません。

なぜ似合うのか?

こうしたらもっと似合う様になる

というお手伝いをさせていただけますので
お気軽にご相談くださいませ。