前回のG.M.Sに続き、増永眼鏡のリリースするシリーズを紹介したいと思います。
今回紹介するのは、
【since 1905】
since 1905は、増永眼鏡のシリーズの中でも洗練されたデザイン
今現在は、チタンフレームのクラシックデザインで統一されています。
増永眼鏡の中でも、モダンなテイスト溢れる【since 1905】を
【徹底解剖】していきたいと思います。
VAN ALEN
VAN ALENは、フレームパーツすべてが
チタンで統一されています
フロントの、フレームとブロー部分は
別々のチタンパーツを、
溶接なしで組み合わせています。
見事にチタンのパーツが組み合わさっています。
VAN ALENはチタンの持つ
【上質さと重厚感】
【耐久性と軽量性】
が前面に押し出されています。
オールチタンフレームは意外なのですが、
金属特有の肌に触れた際の “ひやっ” とする冷たさはほとんど感じません。
これは、チタンの熱伝導率は小さいためです。
さりげなさの中に、職人の技術がこれでもか!
と言わんばかりに入っています。
ブローパーツにある
“ツヤ”
この“ツヤ”には職人技が隠されています。
この“ツヤ”はブローパーツのエッジの部分を
【面取り加工】
して作られています。面取り加工なのでほぼ
<一発勝負の職人技!>
さりげなく光るツヤがたまらなくカッコいいです。
さりげなく、テンプルエンドも【面取り加工】がされています。
このさりげなさもいい感じです。
COCO
ほどよいラウンド感を持たせた、ボストンのレンズシェイプのCOCO
=女性が掛けると可愛らしさに上品さ=
=男性が掛けると知的でいて優しい印象=
性別関係なく使えます。
オールチタンのVAN ALENとはまた違って、
ブローパーツにアセテート生地を挟み込んでいます。
つなぎ目のない一枚のチタンシートから
多くの工程を経て作り出せるフロントパーツ。
通常は、フレームの外側に
<覆いかぶさるよう付けられているブロウパーツ>
ですがCOCOは
<ブロウパーツをインナーに固定しています>
この技法を使うことで、重くなりがちなブロウが
軽いイメージになります。
アセテートをアップにするとこんな感じです。
さりげないボストンスタイルのレンズシェイプは
ほどよい知的さと、優しい印象を与えてくれます。
テンプルは掛け心地にも重要な役目を果たすため、
フロントのチタンとは異なるβ(ベータ)チタン製になっています。
このβチタンが、ほどよい弾力とホールド感を生み出します。
オールチタンなので、クールな感じに見えがちですが、
このCOCOは、その辺りをうまく柔らかい印象にしています。
サイズ感も大きすぎず、小さすぎない良いサイズ感です。
こちらのカラーはシルバーにデミ柄なので
柔らかさを出しつつ、クールなイメージで使えます。
ELLA
オーバル・スクエアシェイプのデザイン。
ELLAのフロントはCOCOと同じく、つなぎ目のない一枚のチタン
歪みや変形に非常に強く、ミニマルな美しさがあります。
COCOよりもスクエアシェイプなので
お仕事で使って頂きやすい、クラシックフレームです。
こちらのカラーはクラシック寄りのカラーリングです。
ブロウパーツの個性が強い一本です。
このELLAは since 1905の中でも、クセが少なく
掛けやすい一デザインです。
クラシック系を掛けてみたいけど、どんなものを掛けたらいいの?
と悩んでいる方にもおススメできます。
MET
こちらのMETは
『クラウンパント型』
と呼ばれる、ヴィンテージな形を現代的にデザインしています。
『ボストン型』
『ウェリントン型』
などは聞いたことのある方が多くいらっしゃるかもしれません。
しかし、この『クラウンパント型』を知っている方は少ないのではないでしょうか?
この『クラウンパント型』歴史は古く
<1930年にはすでに存在していた>みたいです。
昨今のヴィンテージメガネブームに乗って、
注目を浴びたデザインです。
クラウンパントは
【クラウン】=王冠
【パント】=ボストン型
という意味合いを持つそうです。
基本的な形は、
<丸みを帯びたボストン型>
そしてフレーム上側に、
<印象的な直線>
を引いています。
ヴィンテージな印象ですが、オールメタルで仕上げてあるので
『洗練された、精悍なイメージで使えます』
METは、ビジネスで使っていただけるようにデザインされています。
リムが太いと、“ひょうきん”に見えてしまいがちなヴィンテージデザイン
ですがリムを細目にしてあげると、不思議と個性は残しつつ
ビジネスでもいけちゃうメガネになってくれます。
フロントとテンプルの繋ぎも非常にキレイに仕上げています。
ヘアライン仕上げでギラギラしない上品なイメージ。
(ヘアラインとは、金属素材に一方向の線状傷を無数に付けることに
よって仕上げる方法。光の当り方で異なる表情を持ちます)
別のカラーはもっとシンプルに使っていただけます。
ですが!
普通に終わらせないのが since 1905
普通っぽく見えますが、普通ではない加工がされています。
前述したヘアライン仕上げのリムですが、
こちらのカラーは側面に掛けて
『光沢』
になっています
グラデーションの様にさりげなく仕上げています。
このさりげなさのなかに、職人技が詰まっています。
機械では出来ない技術なので
職人の手作業の加工になっています。
言われてみなければ気づかない。
でも気が付くと、ドンドン引き込まれていく
【since 1905】
増永イズムをこれでもか!という程体現したシリーズになっています。
気が付くと、いつの間にかなくなっている ので
気になるフレーム・カラーがありましたらお早目に!
では今回はこのあたりで失礼します。