今回は!TURNING part.3です!
今回のパートでは前回紹介しきれなかったモデルやTURNING情報などを
【徹底解剖】していきたいと思います!
クラシカルなメガネが多いTURNINGですが
女性モノのシリーズもあります。
【TURNING 椿 つばき】
TURNING椿は、シンプルなデザインに豊富な色柄と、
綺麗な生地のアセテートを合わせています。
軽さとしなやかさを兼ね備えたレディースモデルです。
TURNING椿 TS-717
シンプルなフロントデザインですが、
このシンプルさの中に、日本の女性に似合う工夫がされています。
勿論個人差はありますが、日本人の顔に似合う
「仕掛け」
がこのデザインには集約されています。
では、その仕掛けとは・・・
眉毛とフロントシェイプを似せる事
眉毛のラインとフロントデザインのラインを合わせてあげるとはどういう事?
という方のためにイラストを用意しておきました。
ブログでは、物凄く久しぶりに登場の
ショーン&ヒデキ
男性のイラストなのは、お許しください・・・
日本人の眉は上がり眉の方が多いです。
その上がり眉に、並行なラインのメガネを掛けてあげると自然に馴染みます。
「きつく見えるメガネは嫌だから、真っ直ぐなメガネの方がいいな」
そういうお客様もいらっしゃいますが、
実は少し上がっているシェイプの方が
日本人にはお顔に馴染み、きつく見えない事が多いのです。
メガネを掛けた二人をご覧いただきましょう。
掛けているメガネはTURNING椿ではありませんが・・・
イ・イメージですから・・・
画像を見て頂くとお分かりですよね。
ショーンの方は、眉毛とフロントのシェイプがおおよそ並行になっています。
POISON4というメガネを掛けていますが、デザインだけで見ると
少しキツイ印象かな?と思いますが、実際に掛けて見ると
キツイイメージにはなりません。顔に良く馴染んでいます。
一方ヒデキの方は、眉とフロントシェイプのラインが並行になっていません。
似合っていない訳でもないのですが、少しフレームのインパクトが出てしまいます。
馴染ませないで、目だたせる使い方であればこういう使い方もOKだと思います。
改めて、椿のフロントシェイプを見て頂きましょう。
日本人の眉に合わせた、さりげなく上がったフロントシェイプ。
キツくなりすぎないようにした、絶妙なデザインです。
さらに目元を飾る、チラッと入っている智元パーツの装飾
近づいてようやく分かる程のさりげなさ。
でも掛けて見ると不思議と分かる存在感。何とも計算された装飾です。
テンプルもキレイな生地を使用しています。
フロントはやりすぎないデザイン、色でまとめておいて
テンプルは少し変わった生地を使う。なんともニクイ合わせ方です。
さりげない中に、似合う仕掛けがされているTURNING椿
是非実物を手に取って見て頂きたいです。
東京で年一回行われる展示会
「国際メガネ展 IOFT」
そこではフレーム・サングラスの中から、デザイン・機能に優れる製品を表彰する
「アイウェア・オブ・ザ・イヤー 」
が毎年開催されています。
「メンズ部門」
「レディース部門」
「キッズ部門」
「サングラス部門」
「機能・技術部門」
の5部門があり
谷口眼鏡はこの「アイウェア・オブ・ザ・イヤー 」のメンズ部門で
二度グランプリを取っています
ノミネートされるのは各部門おおよそ3本。ノミネートされるだけでも凄いのですが
グランプリを二度もぎ取っています。
前回のTURNINGでも登場した
T-166 col.04 ブルーホーン
王道なウェリントン型を丁寧に仕上げた一本。
色も少し変わったブルーとブラウンの組み合わせ。
2013年のリリースなので、発売から4年近く経ちますが
未だに人気は衰え知らずで、入荷するとすぐにお嫁に行ってしまいます。
良いデザインは時間が経ってもあせないのです!
もう一本のグランプリ受賞は
TURNING Step TP-308
TURNING Stepからの受賞です。
細身で小ぶりなプラフレームに、メタルブリッジやチタン製テンプルを配した
知的な雰囲気が魅力の一本です。
コンビネーションボストンの王道の様なデザイン。
少し高めのブリッジや、レンズシェイプ、テンプルに彫り込まれたデザインなど
抑える所をきちんと押さえた一本です。
惜しくもグランプリは逃しましたが、
メンズ部門にノミネートされたデザインもあります。
TURNING Step / TP-315
レトロ感が強くなりがちなソフトリムを優しいクラシックテイストに絶妙にアレンジ。
テンプルにはカモフラ柄の生地を使っています。
なかなかメガネの生地では見かけないカモフラ柄。
「アイウェア・オブ・ザ・イヤー 」にノミネートされた2015年以降
色々なブランドで見かける様になりました。
生地も様々なデザインがあるのだと感心した一本でもあります。
さて、このあたりでTURNING編を締めくくろうと思います。
色々なシリーズがありますので、好みの一本が見つかるはず!
王道だけど少しモダンさを感じるTURNING
どのブランドでも言っていますが
実物を触って頂ければ良さがダイレクトに伝わります。
職人技を肌で感じてみて下さいませ!
では、次回の【徹底解剖】もお楽しみに