メガネ徹底解剖のお時間がやって参りました!
Part,3のはじまりです!
Part,3では前回の予告通りレギュラーコレクションをもう少し掘り下げた
言われて気が付く、こんなに細かいとこまで造り込んでる!
【影の立役者】
を【解剖】していきたいと思います。
【オールチタンフレーム JN-590】
オールチタンは前回【解剖】したじゃないか!と聞こえてきそうですが
今回のオールチタンはちょっと変わり者のオールチタンです。
まずは何も言わずフレームの写真を見てくださいませ。
テンプルがあらぬ方向で畳まれています。
ですが・・・
壊れてはいませんよ!!
JN-590はこういうデザイン、新しい機構になっています
デザインもしっかりコンセプトがあり
【蓮華座のように鎮座する、落ち着きある出で立ちの新しいデザイン】
というイメージ。
蓮華座ってなんだ?と思って調べてみたら
この姿勢なのですね。見たことあります。
私は出来ませんが・・・
確かにデザインを見てみると、足を組んでる感じがそう見えるような気がします。
そもそもどうしてこんな不思議な機構になったのか、そこを【解剖】です!
流れるような一筆書きをモチーフにして、文字の止め跳ねを意識し
端から端のテンプルエンドまで繋がるラインを、途切れない曲線美にしています。
メガネの中に一本の美しい線を引いています。
上から見ると分かりやすいです。
最初のラフデザインは、通常の丁番がついた今まで通りのメガネでした
ですが、そのままでは本来表現したかった、
『止め』
『跳ね』
のデザインが
どうしても丁番部分で途切れてしまうため、
何か今までと違ったものを考える必要がありました。
そこで、通常ではアイディアに入れることのない
丁番の回転方向にも思考をめぐらせ
新しい回転構造を持つテンプルが誕生しました。
矢印の方向に【前へ】テンプルが畳まれます。
画像では少し分かりづらいと思いますので動画を用意してみました。
不思議な動きでメガネが畳まれますね。
一筆書きの曲線美を追及していったら、テンプル機構まで追求してしまう。
そんなJAPONISMの姿勢、素晴らしいです。
非常に変わった機構ですが、デザインはJAPONISMらしいシェイプ。
昔からのJAPONISMファンの方も、満足いただけると思います。
更にフロントサイドの大きく湾曲した部分
このパーツには適度なバネ性と強度を持つ
ベータチタンを採用し、心地良いホールド感を生み出すパーツになっています。
細めのデザインの中に様々な技術、デザインが詰まっています
まだスタートしたばかりの、オールチタンフレーム
これから様々なデザインや機構を届けてくれることを期待しています!
つぎの【解剖】に行きましょう
【オリジナルパッド】
JAPONISMパッドは種類がいくつかあります。
主流であるパッドのいくつかをピックアップです!
JAPONISMのメタルフレームのほとんどに使用されているパッド
【コーンパッド】
コーンパッドはとても肌に優しい天然素材で出来ています。
メガネで使われるプラ素材である、アセテートは綿花などを主原料にしています
では、このコーンパッドは何が原料になっているのか?
トウモロコシです
コーンパッドの特徴は
<静電気発生率が低いため、ホコリが他のものと比べて付着しにくい>
<表面硬度が高いため、傷が付きにくい>
<抗菌効果がある>
といった特徴があります。100%植物由来なので人にも環境にも優しいです。
お次のパッドはオールチタンフレームに使用されている
【チタンパッド】
チタンパッドは文字通りチタン製のパッドになります。
JAPONISMのチタンパッドは業界初である
『左右非対称チタンパッド』
を使用しています。
形状はコーンパッドと同じ形状になっています。鼻の形状は左右違います。
その形に合わせ、左右非対称のデザインになっています。
チタン製のパッドなので通常のパッドよりも腐食しにくく、衛生的です。
(とは言え、時々お掃除はしたほうがいいです)
チタンパッドはオールチタンフレームみたいに、キリッとしたフレームにも合います
クラシックフレームにも合います
チタンパッドが不思議とクラシックフレームに馴染みます。
最初はコーンパッドが付いているけど、
<チタンフレームを使ってみたい>
<チタンフレームの方が似合うんじゃない>
そういったご希望があればチタンパッドに替えちゃうのも手ですよ。
【一山パッド】
JAPONISMの一山パッドは、
ナイロンを主成分とした軟質系のプラスチックパッドです
可塑剤(つなぎの様なもの)を含まない為、縮みや亀裂の発生が少ないのも特徴です。
肌触りも良く、フィット感にも優れており
これまでにない安定したホールド感を実現した一山です。
鼻にストンと乗っかるような感じなので安定感があるパッドです。
もちろん交換できる仕様になっています。
パッドの高さも2種類あるので、その方の好みに合わせて付け替えられます。
意外と気にして見る事のないパッド。
ブランドはこのパッドにオリジナリティを入れている場合が多いです。
細かい所ですが、色々工夫がされていて面白いですよ。
さて、part,3はこのあたりで締めたいと思います。
次回は、ようやくレギュラーコレクションから変わり違うコレクションを紹介します
楽しみに待っていてくださいませ!