メガネ徹底解剖のお時間がやって参りました!
今回から本編 Part,1のはじまりです!
Part,1では目次編でも少し取り上げた
【レギュラーコレクション】
について【徹底解剖】していきます。
では早速いってみましょう!
【オリジナル生地】
JAPONISMにはオリジナルアセテート生地があります。
【スパイダー生地】
スパイダーというネーミングなので、モチーフはそのまま
蜘蛛の巣
Col,フォレストスパイダー
ステンドグラスの様な、蜘蛛の巣の様な透けがキレイな生地です。
これはイタリアの老舗アセテート生地メーカーである
マツケリ社の生地になります。
このオリジナル生地【スパイダー】にはかなりの手間がかかって製作されています。
複数の生地を何度か重ねて作られているため
完成までには数か月
という時間がかかります。
柄が複雑になればなるほど人の手が必要になります。
しかし、すべて手作業で組み合わされるため複雑な柄も可能なのです。
スパイダー生地は、黒の中にクリアな色が入ることで、同じ黒でも重過ぎない、
奥行きのある黒になっています。
実際にスパイダー生地を使っているモデル
JN-576
このモデルに使われているスパイダーは
アクアスパイダー
と呼ばれる青みがかったスパイダーになっています。
スパイダーにも様々な色があり、それぞれ個性があります。
スパイダー生地に共通している事は
<落ち着いているけど、よく見ると変わった色>
さりげなさの中に主張してくれる側面があるところが、JAPONISMらしいです。
そしてこのカラーが人気ナンバーワンといっても過言ではないスパイダー
ブラックスパイダー
スパイダーの中でも古株なブラックスパイダー
このカラーに惚れられJAPONISMを探しに来られた方もいらっしゃった程
スパイダーカラーのスーパースターです。
スパイダーマンの人気に匹敵するのではないでしょうか!!
言い過ぎました・・・
でもそれほどまでにスパイダーカラーの中では人気なカラーです。
新しい色が出るなら、スパイダーつながりでこんな感じのカラーが出ないかな?
と密かに思っています・・・
赤×青×白×黒
な感じのカラーで。いつしか実現してほしいと夢見ております。
【板バネ】
「板バネ」とは、バネ性が出るように改良されたテンプルです。
この「板バネ」はジャポニスムが
より良い掛け心地とフィット感を追求し考案し発表したもので、
2002年から搭載しています。
メガネの丁番は、中に小さなコイルを入れたバネ丁番というものがありますが
少し壊れやすいという点がありました。そこに疑問を感じたデザイナーが
<より掛けやすくそして単純な構造のバネ機能を目指し作り上げた機構>
それこそがジャポニスムの「板バネ」です。
バネの効いていない状態
バネが効くと、これだけしなってくれます。
メガネの掛け外しの時にかかる力を逃がしてくれますので
フレームが痛みにくいというメリットがあります。
もちろん掛け具合も優しいです。
ちなみに解体するとこんな感じになっています。
少し段差がある場所がしなってくれる部分です。
板バネからそのままテンプルに繋がっていますが
穴があるのに気が付きませんか?
この穴の正体は?
テンプルを抜けないようにするネジ穴でした
ネジを使う事で長時間の使用でも、テンプルが抜けない様になります。
テンプル材はβチタンと呼ばれる
チタンの中でも程よい堅さと柔らかさを持ったテンプル
を使用しているので非常に掛け具合も良いです。
そんなこだわりの「板バネ」はジャポニスムのアイコンともなっています。
【油圧プレス】
聞き馴染みのある方も多いかもしれませんが、油圧プレスとは
加工技法の名称です
JAPONISMのメガネにはこの技法、油圧プレスを使ったモデルがあります。
アセテートに何トンもの圧をかけながら材料を押し
金型と同じ形状を作り出します。
金属のプレスとは違い、アセテートのプレスは本当に加減が難しいらしいです。
<圧を掛け過ぎてもダメ>
<圧が弱すぎても成型出来ない>
など、非常に繊細な技法になっています。
そんな技法で作られた油圧フレームがコチラ
サイドの立体感が凄まじいです。
この立体感を一枚のアセテート生地から成型していくので驚きです。
一枚の生地なので、生地の柄をそのまま活かすことが出来ます。
この油圧プレスの技法を使える工場は鯖江にいくつかあるらしいのですが
ここまでの立体感を表現できるのは鯖江でも、たった一つの工場だけです
いいですか皆さま・・・
たった一つの工場だけなのです
そんな貴重な技術なので、もちろんその技術は門外不出。
なんと製造現場にデザイナーが立ち会った事がないらしいです。
それほどまでに貴重な技術を使い、JAPONISMの油圧フレームは造られています。
この油圧を使ったフレームは過去にもいくつかあり
それらはJAPONISMを象徴する代名詞的存在になっています。
これらはあくまで序章、次回はもう少し細かい部分を【解剖】していきます。
こんな所まで造り込んでいるの?と思うような部分を見せちゃいます!
ではPart,1はこれくらいで締めさせて頂きます。