【LABYRINTH by 影郎デザインワークス】クラシック影郎・サングラス

前回に引き続き、影郎デザインワークス流のクラシックフレームを
【徹底解剖】していきたいと思います

POISON6 col,8 ¥32,000-(税抜)

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クラシックというカテゴリに属するのか悩みますが
やはりクラシックのフレームには違いない
不思議なオーラを放つPOISON6

は、前回ピックアップしたフレーム

【メサイア】

と似ている構造であるポイズン6
細めのリムで、軽さと柔らかさは
影郎の中でもトップクラスです

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レンズデザインは影郎らしく、リフトアップ効果のある
少しツンとしたオーバル系のレンズデザインです

独特な形状のアシンメトリーフレームデザイン

この独特な形状は、デザイナーの影郎氏曰く

最近のクラシックデザインに一石を投じる
影郎流クラシックを作った

との事です。
シンプルなデザインなのに、クラシックな雰囲気があり
更に、影郎ブランドのメガネという事が分かるデザインに仕上がっています

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アシンメトリーになってるパーツには
なぜこの形になったのか、誕生秘話があります

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一山ブリッジのは高さがあるので、そのまま作ってしまうと
フロントとブリッジの距離が出てしまい、凹凸が生まれ
デザインとしてかっこ悪くなってしまうという点

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どの様にしてこの問題を解消するのか?
を考え生まれたのが

ツーブリッジを斜めに渡すこのデザイン

フロントにブリッジを斜めに渡すことによって
一山ブリッジが奥に行ってしまっても
凹凸が気にならない様にできます

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POISON6の一山の高さは、一山としては珍しい高さの

<1㎝>

の高さを出しています。
日本人の鼻の形状に合わせた、高さのある一山のかけ心地は
ピッタリ鼻に乗りますので、凄く気持ちが良いです

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テンプルはメサイアと同じく
細い形状のスリムなテンプル

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マットなホワイトで目立ちそうですが
リム部分が細いのできつくカラーが出すぎる事はありません

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これから暑くなっていく季節にピッタリな
涼し気な雰囲気のカラーです

こんなクラシックフレーム見た事ない
と思っていただけるデザイン・カラーです

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前回【徹底解剖】したメサイアと一緒に並べてみました

MODERNTIMES col,132 (シェルホワイト)¥25,000-(税抜)

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影郎流ウェリントンであるモダンタイムス
少しツンとしたウェリントン型

ブリッジはお馴染み
キーホールブリッジを採用しています

鍵穴型にすることで
フレーム全体に引き締まった効果が生まれます

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ブリッジの形状の小さな違いで雰囲気が随分変わります
メガネのデザインは奥が深いです

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ホワイトシェルという
貝殻をモチーフにした生地

アセテート生地がキレイなので
そのキレイな生地を最大限にいかすデザインです
角度によって生地が様々な表情を出してくれます

白ベースの生地ですが、貝殻の様な柄と色合いが
キツイ白になりすぎない表情で使っていただけます。

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テンプルは少し太目テンプルです
ホワイトシェルの柄がしっかり分かるようになっています

IMG_1917モダンタイムスというフレーム名の元になったのは

チャールズ・チャップリン監督作
【モダンタイムス】

という映画からだそうです
フレーム名にも色々な物語が隠されています

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光の当たり方で、貝殻の様なラメっぽさというか
キラッとした感じが出てくれます
そのツヤと生地の柄がとても綺麗です

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サングラスとして使うのもいいかもしれません

ミラー仕様のギラギラしたサングラス

薄サングラス

どんな方法でもカッコよく使えると思います。
生地の色も目立たせる感じなら薄サングラスがおススメです

Catwalk col,131 ¥27,000-(税抜)

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ツンとしたフォックスシェイプのサングラスです
セクシーでカッコいいイメージ

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海外ブランドがリリースしていそうな
かなりキリッとしたデザインのフォックスです

ここまでのフォックスラインは国産ブランドでは中々無いと思います
国産なので、ちゃんと日本人に似合う様にデザインされ
掛け具合もしっかりしていますので
フォックスデザインを探しているのに、海外製だと
掛具合がちょっと・・・

という方にはかなりおススメです!

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ブラックカラーがシンプルでカッコいいです
実は全てブラックという訳ではありません

チラッと見えていますが
後ろの生地のカラーを変えています

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裏側はこんな感じの生地になっています

先程のモダンタイムスの様な
シェル系のブラウンカラーの生地を組み合わせています

裏に違う生地を合わせる事で、ブラックカラーですが
印象が重くならないで使う事が出来ます。

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テンプルはフロントから先セルに向けて細くなっていく
影郎のフレームでは珍しい形状のフレームになっています

フロントに負けないようなインパクトは残しつつ
重い印象にならない様、先に行くにつれスリムにしています

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鼻パッドは高めのパッドが付いています
ほっぺたや、まつげにも当たらない様に設計しています

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生地の張り合わせ部分を撮ってみました

実は表のブラックカラーの生地は薄く
裏のブラウンカラーの生地の部分の方が
生地の厚みがあるという事が分かります

この辺りの生地の張り合わせの配分も
職人やデザイナーの試行錯誤による結果だと思います

 以上が、影郎流クラシック&サングラスです
クラシックでもブランドのイメージはしっかり感じられるようになっています
ブランドの世界観を、是非体感して頂きたいです。