1905年、福井に眼鏡産業の礎を築いた
そんな増永眼鏡から、新作やリピートが入荷してきました!
早速【徹底解剖】していきたいと思います。
光輝068 col #44 GRY
光輝(こうき)は、プラスチックフレームのコレクションです
(今のところ)
コレクション名「光輝」は、増永眼鏡が明治から昭和初期にかけて使用していたもの。
同社の歴史と、このブランドにかける意気込みが込められています。
そんな光輝の新作
『光輝068』
1970年に大阪万博のタイムカプセルに収納され歴史に名を刻んだ
『CUSTOM72』
の後継モデルです。
さり気なく、主張する
“リベット”
がフレームの印象を引き締めてくれます。
さり気ないけど、色々な技術が詰め込まれている“智元周り”
その一つ一つを紐解いていきましょう。
まずは合口からいってみます!
合口は、増永眼鏡が創業されてた『1905年』が施された飾りが付けてあります。
飾りは掛けている時には分かりませんが、畳むときにチラッと見えます。
このさりげなさが渋いです。
合口の隙間もなく、ピッタリ合います。
さすがの技術力です。
テンプルの芯をプレスして模様を出しています。
クリア生地にしてあるからこそ映える部分です
さり気なく見えつつ、主張し過ぎない
キレイ目なテンプルに仕上げています。
フロントとテンプルを繋ぐ『丁番』は
<5枚丁番とよばれる堅牢な丁番を使用しています>
緩みにくく、壊れにくい丁番です。
ちなみに、通常の丁番は3枚丁番を使用することが多いです。
光輝はこの5枚丁番の他にも、7枚丁番という
しっかりボリュームのある丁番もあります。
全体像はこんな感じです。
スクウェアウェリントンシェイプなのですが、丸みも少しありますので
日本人に合わせやすい形になっています。
男性・女性どちらでも似合うデザインです。
#23 LBR
少し珍しい、クリア系生地のメガネになっています。
探そうと思っても中々ないであろうカラーになっています。
かなり個性的な色の出方をしますので
馴染ませて使うのではなく、目立つように使って頂きたい一本です。
リベットや、丁番の埋め込み部分もクリア系ですのでハッキリ見えます。
クリアになって、こういった部分が見えても粗さのない造りです。
さすが増永眼鏡!
クリア生地ですので、テンプルの模様もしっかり見えます。
さり気ないけど、やっぱり模様は見える。良い塩梅です!
裏側の埋め込み部分の仕上げがとても綺麗です。
表側は勿論の事なのですが、裏側まで徹底的にキレイに仕上げています。
見えない部分も徹底的にこだわったメガネです。
光輝 067 #13 DEMI
先ほどの 光輝066 よりも少し小ぶりなサイズ。
少しだけ横長のスクウェアなデザイン。
クラシカルなフレームが多い光輝の中では、
良い意味で“普通っぽい”
フレームデザインになっています。
普通っぽいですが、細かい部分の造りは健在
フロントもテンプルも少し丸みを残した削り方をしています。
カラーはデミカラー
いわゆる“べっ甲カラー”
しっかりカラーが出てくれますので、フレームのデザインが普通でも大丈夫です。
光を当てて撮ると、べっ甲感が綺麗に出てくれます。
光輝067の丁番は
“7枚丁番”
のボリュームある丁番を使っています。
7枚丁番は強度が強く、緩みにくいです。ボリュームもありますので
デザインとしてもカッコいいです。
鼻パッドもキチンと高めの仕様になっております。
こういった細かい部分も日本人が使いやすいようにしてあります。
光輝は以上が新作になります。
次回は増永眼鏡の中の、ハイエンドシリーズの新作を紹介したいと思います。