あ あつい・・・

 ここに来て急激に暑くなってまいりました。皆様体調いかがでしょうか?AZはご存知のようにスポットライトを多用してる関係で既に真夏の様相を呈しております。そう!いきなり3日前からエアコンスイッチオンであります。そういえば節電が叫ばれた昨年は、AZもクールビズをご容赦いただきましたが、今年も衣替えを待たずしてスタートした方がいいかもしれません。昨今の気象の変化は、私たちが持つ常識をどんどん覆してくれるようです。

 さて、今日は遠近両用メガネの遠中的な設定について書いてみたいと思います。以前も遠近両用レンズあれこれのくだりで触れたのですが・・・店長はというと50代半ばに差し掛かり、誰しも認める立派な老眼です。近視の眼ですので老眼になると、度を弱くしたメガネでないと近くが見えません。眼の中の水晶体というレンズに相当する部分が加齢により硬くなってしまい、近くの距離に調節が出来なくなります。

 近くの距離といっても1メートルと30センチでは調節力不足度が違ってきます。近くでも遠い距離なら少し弱いくらいでいいのですが、かなり近い距離だと相当弱い度数でないとピントが合いません。場合によってはメガネを外した方が近くが見えるのです。そこで累進帯レンズといって境目の無い遠近両用レンズが効力を発揮いたします。

 年々老眼は進んでいきますので、その時々で一番よく見える老眼に合わせておいた方が長持ちしますので、度の変化が累進的に変わることもあって、そういった設定にするのが一般的であります。・・・しかし、私のような近視の場合は、よっぽど大丈夫なのですが、目の良い方、また良すぎて遠視気味の方だと大変です。

 目の良い方や遠視気味の方は、レンズの下方向に向かって凸レンズが強くなっていきますので、すごく浮き上がって見えてしまうのです。内面累進や両面累進といった設計の優れたレンズであっても、なかなか慣れにくいものです。先日、店長もゴルフ用に老眼をかなり少なめに作ったところ・・・これが極めて調子良いのです。

 目の良い方や遠視気味の方でも、老眼の入れ方が少しなら慣れやすくなるんですね。どうしても遠近両用が慣れない・・・って方は、ぜひご相談くださいませ。