いよいよ明日から「ⅠOFT」開催です。

 メガネの国際総合展、眼鏡博といっても我々小売店にとっては仕入れ会ですので、ガッツリと仕入れをしてまいりますが、今年はいつになく各メーカーさんからのお招きメールやお招きコールが多い気が致します。こちらにとっても年に一度だけの新作発表会ですので必ず出掛けるのですが、「今年は、ご来場の予定はありますでしょうか?」的な感じでの確認?が多いのです。聞けば、来場を予定してないお店が非常に多いのだとか・・・。

 これは由々しき問題であります。仕入れの必要が無いということは「売れていない」って事であり、業界全体がさらに縮小モードになっているということではありませんか?どこの業界でもデフレの波は浸透しているでしょうが、メガネはファッションの一部といっても特に顔の中心に掛けるものですから、ただ見えればいいって物ではありません。

 本当に激安メガネで間に合ってしまっているのでしょうか?当店の周りにも安売りのメガネ店はたくさんあります。勿論当店でも同じものが高いのではいけませんので、レンズ価格の見直しはしょっちゅうやっておりますので、安売り店だけを悪く言うつもりはありませんが、安かろう悪かろうのお店が増えてきたことは事実です。

 企業努力で、コストを抑えているうちはいいのですが、利益の部分で人件費や技術向上をカバーしきれなくなったお店は、自分のところで販売した商品の調整すら出来ず、「他店で調整してもらってください」って平気でのたまうとの事。倫理観のかけらも感じられないお店ですが、時代を反映してか増殖しているのです。

 昔、メガネは非常に高粗利の商品であり、「一日に一本売れれば、十分やっていける」だとか、「一日二本売れたら蔵が建つ」などといわれた時代がありました。さすがにそんな特別な値段でやっていれば、是正が必要でありましょうが、なんと眞逆の時代になってしまったようです。

 当店も、新しい業態の店が進出してくれば、生き残りのためにいろいろ転換を迫られることは当然のことながら、考え方だけはブレないようにしていこうと思います。明日からの「IOFT」を前に考えさせられました。また今回の新作は今月末くらいから店頭に並び始めます。随時新着情報でご案内させていただきますのでお楽しみに・・・>