影郎の魔力

 先月の「IOFT」にて、注文していた「影郎デザインワークス」の作品たちが続々と入荷しております。今回は、「歩」で有名な本セルロイド職人集団「マコト眼鏡」さんとのコラボ作品です。人気の「NUDEⅢ」に特大「DEJAVU-XL」そして彫刻家「川浪氏」による「手彫りNUDE」・・・。いつもながらアイデアとセンスに感動しております。

 出来映えは流石の一言ですが、何より素晴らしいのは、こんなに凝ったデザインなのに、顔に乗せたときに何故か溶け込んでゆくのです。妙に馴染んでいくのです。ん~・・・見事としか言いようが無いのです・・・影郎氏の魔術なのか・・・。今までこれほど眼鏡屋を感嘆させる作品があったでしょうか?

 最初の作品である「TABU」から、次々にヒット作品を作り続けている影郎氏ですが、彼の作風も「POISON」で完結したかと思っておりました。今回の作品にしても過去の作品のマイナーチェンジであり、いかな彼でもそう次々とアイデアは無いのかなと思ったりもしておりましたが、いやいや・・・。過去の作品を少しいじり、材質を変え、全く違うものにしてしまったのです。

 どういった頭の構造なのか・・・?にしても、益々今後が楽しみになってきました。少量生産のため、大量に仕入れることは出来なかったのですが、無理を聞いて貰い、追加オーダーをさせて頂きましたので、まだお試しになっていないお客様は、是非一度顔にかけてみてください。きっと氏の魔力にはまってしまいますよ・・・。