“七色のアイウェア”
がブランドコンセプト
ブランド名である“VioRou”は
“Du violet au rouge”
フランス語で
“紫から赤へ”
とう意味になっています
人が目にすることができる、可視光線の“七色”
の意味を持たせた造語をブランド名にしています
今回はVioRouのシリーズの中から
“F”lagship series
からピックアップしていきたいと思います
Giulli ジュリ col: 000S/GS Piano black/Gold
少しツンとした小ぶりなボストン型
キリッとした目元になりますので
柔らかい印象というよりも、カッコいい感じの表情になってくれます
ピアノブラックの艶感に
ブロー部分はマットな質感のゴールドカラーを合わせています
テンプルは丸芯のチタンテンプルを使用して
スッキリした印象で使って抱けます
キリッとしたジュリですが
そんなジュリの最大の特徴は
<2つのチタンを組み合わせる>
という技法で作られたブロー部分
ゴールドカラーのブロー部分は
カラーを塗り分けている訳ではなく
ベースになる<チタンフロント>にピッタリ重なる
チタンの<ブローパーツ>を取り付けています
デザイナーである小野寺氏は車好きで
車のサイドパネルや、ボンネットの継ぎ目の
隙間をイメージしてデザインされたそうです
裏から見てみると
<別パーツ>を組み合わせている事が良く分かります
フロント部とブロー部のつなぎ部分は
全くとって良いほど隙間がなく
ピッタリと組み合わさっており、技術力の高さが伺えます
通常使用において、ブローパーツを外す事はありませんが
今回はブローパーツを外してみました
ヨロイ部分を取り付けているネジを外し
ヨロイパーツを含めたテンプルを取ります
最後にブリッジに残ったネジを外せば・・・
ブローパーツを取ることが出来ます
ブローパーツとフロントパーツには凹凸がつけてあり
その凹凸がピッタリはまります
気持ちのいい位、ズレなくピッタリハマってくれます
フチを塗り分ける方法ではなく
別パーツを用意し、色分けをして組み立てる事で
平面的ではない立体感を出す事となり
それがジュリの味になってくれます
VioRouのメガネはフレーム名に
<人の名前>
を付けています
フレーム名は、日本人の名前が多く名付けられていましたが
ジュリは国際的なネーミングになっています。
外車の好きなデザイナーは
イタリアのメーカーであるアルファロメオの車
『ジュリア』
からネーミングされています
このジュリ以降、色々な国の方の名前が登場し始めました
厚みのあるパーツなので、見た感じ少し重そうに見えますが
チタン製のパーツなので見た目以上に軽いです
重厚感はありながらも実際は凄く軽いという
高級感のある質感と存在感を放っています
Colin コリン col: 2756P/DAO Navy/Dark antique orange
Colin コリンもフラッグシップシリーズに属しているフレーム
VioRou流のクラウンパント
王冠をモチーフにしたクラウンパントデザイン
コリンで注目していただきたいのは
<冠部分>
冠部分は先ほどのジュリと同じく
チタンブローパーツを作成し
はめ込んでいます
カラーは少しラメ感のある
マットなネイビーカラー
そこに、ダークアンティークオレンジのブローパーツを合わせています
ジュリと同じくブローパーツを使ったスタイルですが
細かい部分は結構違った造りになっています
ジュリの丁番周りはシンプルでスッキリしたデザインでしたが
コリンは少し太目の
<管の様な丁番>になっています
ジュリはオールチタンのテンプルでしたが
コリンは先セルを使うスタイルになっています
フロントからテンプルにかけて、流れる様なデザインのジュリに対し
コリンは要所要所でデザインにメリハリをつけています
裏から見ると、ジュリと同じく
ブローパーツがつけられています
ブロー部分は全部覆われていたジュリと違い
クラウンパントのデザインをしっかり強調するように
フロント側から見てみると
ブリッジの上部にはパーツが出ない様になっています
完璧に計算されたフォルムですね
ブローパーツを外してみました
ブローパーツを外してみると
あっさりしたクラウンパントデザインといった感じになります
ちょっと雰囲気を変えたい場合は
ブローパーツを外してみて使うのもいいかもしれません
クラウンパントのクラシックな雰囲気は出しながら
VioRouの持つ大人っぽく、可愛らしさも表現できるスタイルになっています
VioRouのフラッグシップシリーズから
ジュリとコリンをピックアップしました
チタンのパーツを組み合わせて作る
カッコよさを是非感じて頂けたらと思います