前回ご紹介しました
<TURNINGの記事>
でご案内したカラー
『ハバナブラウン』
葉巻の生産地として有名な
キューバの首都から名づけられた柄です
メガネの業界では割とポピュラーなカラーで
クラシックな雰囲気のフレームとのは相性抜群です
今回はハバナカラー以外で良く使われている
<定番カラー・柄>
についてご紹介してみたいと思います
光輝 067 col,#13 demi ¥25,000-(税抜)
MASUNAGA 光輝の067
クラシカルなスクエア型のセルフレーム
光輝らしく、太めでがっちりした
厚みのある生地が特長です
こちらの光輝に使われているカラーは
『デミ柄』
べっ甲を模して造られた柄になっています
べっ甲柄とも呼ばれる
クラシックフレームの定番色です
ウェリントンやボストンフレームとの相性が良く
それらのフレームのカラーラインナップには
殆ど入っているといっても過言ではないほど
超定番のカラーです
厚みのあるアセテートのデミ柄が
高級感を生んでくれます
濃いブラウンと少しイエローの入ったカラーは
大人の色気が出ます
柄の出方が生地によって変わりますので
同じデミ柄でも
一本一本表情が変わってきます
光輝067は
<堅硬な造りの7枚蝶番>
を使用しています
光輝伝統の蝶番です
横長のスタイルなので
光輝のフレームの中でも
お仕事などで使って頂きやすいデザインです
BCPC BP-3156 col,005 demi brown ¥24,000-(税抜)
デミ柄もブランドが変わると雰囲気が変わってきます
こちらのフレームは
BCPC StyleシリーズのBP-3156です
光輝のデミカラーはブラウンが濃かったですが
BCPCのデミブラウンは、イエローが強めの
明るいデミカラーになっています
“BCPC Style(ベセペセ スタイル)は
「女性が肩の力を抜いて楽しめるスタンダードとナチュラル」
を意識しているシリーズです
このスタイルシリーズは
肌触りやフレームのツヤ感が特に綺麗な
“セルロイド素材”
が用いられています
堅い素材のセルロイド生地は
薄くてスリムに仕上げても型崩れが起きにくいです
スタイルシリーズはテンプルの内側に
『style』の刻印が入っています
イエローの強いデミは可愛さと
クラシックな雰囲気の両方を出す事が出来ます
少し話が変わりますが
実際にこれが本物のべっ甲だと、かなりのお値段になります
一般的にべっ甲の金額は
黄色の部分が多いと金額が高くなります
実際のべっ甲は黄色の部分は希少価値が高く
特にその中でも高級なものが
『白甲』
と呼ばれています
黄色みがかった透明感のあるカラーです
BP-3156の黄色部分のカラーは白甲の様な高級感のある
クリアなイエローカラーです
フレーム・テンプルとも
オールセルロイドで細身で軽く
長時間使用でも負担が少なく掛けて頂くことができます
べっ甲の中でも希少価値の高い
『白甲』に近い雰囲気を持っている
<デミブラウンカラー>
セルロイド生地の持つしっとりとした質感に
周りの方は本物?と思ってしまうかもしれません
JAPONISM sense JS-140 col,002 brown sasa¥37,000-(税抜)
JAPONISM JS-140
セルロイド×チタンのウェリントン型コンビネーションフレーム
こちらの柄は
『ササ柄』
と呼ばれる柄になっています
この“ササ柄”の由来はその名の通り
『笹』
から名づけられています
笹の葉の柄に似た柄が特長です
JS-140で使用されているカラーは
<ブラウンササ>
JAPONISMらしく、落ち着きのある少し濃いめのブラウンに
クリア系のカラーが、ササの葉の様に入れてあります
シンプルなウェリントン型のセルロイドフロントに
チタンテンプルのコンビネーションに
ヨロイ部分に段差をつけることによって
<奥行き>
が出ます
真横から見てみるとこんな感じです
笹の葉の和柄感が強い
日本らしい柄です
「ササ柄」
という表現はメガネ業界での用語で
他の業界では、殆ど使う事のない表現です
セルロイド生地なので
スリムでも型崩れが起きにくく
セルロイドの独特のツヤもキレイです
今回はプラスチックフレームで良く使われるカラー・柄で
特にクラシックなフレームに使われる事の多い
3パターンをピックアップしました
各ブランドが良く使うカラー・柄などもありますので
機会がありましたら、各ブランドが良く使うカラーなども
ピックアップ出来たらと思います