前回歩のレギュラーシリーズの【徹底解剖】をしましたので
今回はその流れで同じく
<歩のレギュラーシリーズ>
のをピックアップして【徹底解剖】していきたいと思います。
歩 045 col,1226 ハニートートイス
前回紹介したじゃないか!
と言われそうですが、このモデルは前回の036とは別のモデルで
045というモデルになります
036に似ているのも当然、こちらの045は
<036のセカンドバージョン>
として誕生しました
似ている部分はありますが、違う部分も当然あります
デザインは036よりも少し縦幅があり大き目です
レンズデザインも少しキリッとしています
この系統のキリッとした立体感のあるデザインは
歩のフレームにしては珍しい形です
セル生地のカラーは
<ハニートートイス>
というカラー。
明るめのブラウンでハチミツ感のある
ちょっと可愛いカラーです
カラーは可愛いですが、セルロイドの肉厚さは中々のものです
立体感と甘さの共存する不思議な組み合わせです
036のセカンドバージョンらしく
カッティングがきれいで、その部分はマット加工になっています
【光と影】
を表現しています
036ではフロントにマット加工をしていましたが
045はフロントはマットにしておらず
全体がツヤのある状態になっています
テンプルのカット部分はこんな感じです
キレイなカッティングとマットな質感
見る角度、光の当たり方で質感なども変わってきます
歩の技術、丁番部分の合口の仕上げです
フロントとテンプルを繋ぐ合口部分の金属パーツにフタをして
汗や水分が侵入するのを防ぐ効果があります
手間がかかる工程ですが
歩のメガネはすべてこの工程をして仕上げています
フロントとテンプルの合口部分は、隙間がありません
細かい部分の造り込みが非常に丁寧です
セルロイドの質感を
存分に堪能していただけるモデルだと感じます
歩 043
レギュラーシリーズの中で
最もサイズの大きいフレーム
このサイズのセルフレームは
今では中々見つからないと思います
しっかりとした厚みと大きさを持つモデル
この外見から、かなりの重さを想像されると思いますが
掛けてみられた瞬間に
その想像は裏切られることと思います
どの位の大きさなのか
先ほどの045と並べて比較してみます
045も小さい訳ではありませんが
043は更に大きいサイズになっています
フレームが重そうに見えますが、実際にかけてみると
軽さを感じるかけ心地です
そこには、きちんと理由があります
歩の使用している金属は
<すべてチタン製のものを使用しています>
透けて見えるテンプルの芯も、チタン製のパーツ
チタン製の軽量で丈夫なパーツを使用している点が
かけ心地の軽さに繋がっています
セルロイド生地の厚みに強弱をつけています
厚みを薄くすることで、軽量化を図っています
掛けたときに感じるかけ心地の軽さや
柔らかさなどは、こういった技術の集大成により実現しています
生地を張り付けて、削り出しで作られるパッド
こちらも、かけ心地の良さに一役買っています
日本人の鼻に合わせた、高めのパッドのかけ心地は
とても気持ちのいいかけ心地になっています
デフォルトの状態でもかけ心地はいいですが
もう少しパッドを高くしたい、狭くしたい
など、ご要望がございましたら
パッドを変える事ができます。
その際、一度メーカーに送ってパッド部分を作り直しますので
日数がおおよそ1か月程かかります
歩をリリースしている【マコト眼鏡】が
一からパッドを作り直します
歩のフレームは磨き直しも出来ます
細かい傷が入ってしまった・少しくすんできた
などございましたら、磨き直しに出す事をオススメします
購入時のツヤが戻るかもしれません
磨き直し等、ご質問などございましたら、お気軽にご相談くださいませ
さて、歩のレギュラーシリーズはいかがでしたでしょうか?
Lシリーズとはまた違った魅力が詰まっています
セルロイドの魅力を存分に満喫してくださいませ