《トランクショー第三弾》
KAMURO
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開催中です!
今回はカムロの初期の作品を
いくつかピックアップして【徹底解剖】していきたいと思います
オーバル型の優しいイメージと
チタンリムの厚みが個性的なフロントです
スリムで細めのオーバルは
初期のカムロのデザインで多いです
ラベンダーカラーの様なマットなカラーが
初期のPOPなカムロらしく可愛いです
フレーム名のランマの由来となった部分は
テンプルにあります
ランマという名の通り
コチラのフレームは
<欄間(らんま)>
をモチーフにしています
欄間は、日本の建築様式にみられる建具の一種です
採光、通風、装飾といった目的のために
天井と鴨居との間に設けられます
そんな欄間をイメージにしたテンプル
欄間のデザインは色々ありますが
カムロのランマは
<草木や鳥>
カムロテイストが
しっかり盛り込まれたデザインになっています
欄間の立体感を表現すべく、厚めのテンプルを使用
厚めのテンプルを削り、欄間を模したデザインにしています
平面的でなく、立体的になっていますので
より欄間の雰囲気がしっかり感じられます
フロントはシンプルで
テンプルは装飾やデザインが施されているのは
初期のカムロからの伝統です
Arlene アーリーン col,94B16B
初期のカムロらしく
細めのデザインのフロントになっています
細めのスクウェアは今となっては少し珍しいです
フレームカラーはマットなモスグリーン
落ち着きのあるグリーンは
クールな印象として使って頂けます
さて、アーリーンの最大の特徴は
なんといってもテンプルに仕込まれた
<七宝>
グリーンの七宝はまるで
ステンドグラス
光を当てた時の抜けの色は
非常に綺麗な仕上がりです
顔に乗せた時に、いい具合に発色してくれます
派手になりすぎないけど、普通のメガネにはない
独特のカッコよさがあります
ステンドグラスを模した七宝は
同じ大きさではないという所がまたいいです
細目のスクウェアデザインと
グリーンでまとめられたカラーはカッコよく使って頂けます
Curly カーリー col,3167
少しつんとしたデザインのオーバルタイプ
フロントの生地は独特なデミ柄です
ブラウンとホワイトが混ざったキレイな生地です
フレーム名になっているカーリーは
このメガネのデザイナーの髪型が当時
<カーリーヘアー>
だったので、そのカーリーヘアーから名づけられています
テンプルがカーリーヘアーの様に
うねりのある形状のテンプルになっています
面白い形状ですが
そこまで遊んだ雰囲気になりすぎないです
カラーも割と落ち着いたカラーなので
普段使いで、どんな服装や場面でも使って頂けると思います
カーリーヘアーの様な?
テンプルはPOPさを演出してくれます
hanavi ハナビ col,wasavi
オーバルタイプのフレーム
やっぱり細めなレンズシェイプ
この頃のカムロデザインはレンズの縦幅が細目です
クールな印象で使えるのが細目レンズデザインのいい所ですね
フレーム名のハナビはそのまま
<花火>
をモチーフにしています
花火らしさはフロントではなく、テンプルに詰め込まれています
フレームカラーは限定カラー
ワサビ
あの山葵のカラーそのものとなっています
山葵の何とも言えない質感をマットで再現?
しています
マットなライトグリーンといった感じですが
山葵カラーというカラーが、正にドンピシャな色合い
テンプルには花火がたくさん詰め込まれています
ラインストーンと七宝で作られた花火
打ち上げタイプではなく、線香花火をイメージしている
とデザイナーから聞いた覚えがあります
先セルを持って下に向けると
まるで線香花火をしているような雰囲気です
線香花火の火の玉をラインストーン
花火部分を七宝
この二つで表現された綺麗な一本です
ワサビと線香花火の夢の?コラボです
ちなみにフレーム名は正確には
wasavi
なのでワサビ、ではなくワサヴィカラーという事になります
ちなみにフレーム名も
hanavi
ハナビではなく、ハナヴィが正しいです
fino フィーノ col,080
レンズサイズは少し大き目の
カムロらしいオーバル型
先ほどまでのフレームとは違い、ゆったりしたサイズ感です
カムロのフレームの中でもサイズ的には大き目サイズです
サングラスとして使って頂く事も出来るサイズ
フレーム名である
fino フィーノ
イタリア語で細い、薄いの意味を持ちます
その名の通り薄く、非常に軽いかけ心地になっています
生地に柄が入っている様に見えますが
実はこの柄は、転写や生地の模様などではありません
実は薄いシートメタルを
レーザーカットでレース状に模様を施し、そのシートメタルを
プラスチックフレームに挟み込んでいます
<浜本テクニカル>
というメーカー独自の技術で仕上げています
フィーノは、カムロと浜本テクニカルのコラボメガネで
テンプルには
KAMURO×HAMAMOTO
の刻印がしっかりと入っています
特殊な技法で作られた世界最薄のプラスチックフレームだから。
日本の技術力とデザイン力が凝縮されたモデルです
どれだけ薄いか、カーリーと比較してみました
その薄さは一目瞭然
ここまで薄いのか!と驚いてしまいます
経年変化によって、生地からシートメタルがズレたり
抜けてしまったりしない様に
丁番部分にカシメで固定されています
こうする事で、長年使っても不具合が出にくいように仕上げています
以上がカムロの初期のメガネです
時代に流されないデザインになっていますので
今見ても新鮮で、可愛いモデルばかりです
今現在リリースされているカムロの流れを作った名作達
懐かしい方には懐かしく
新鮮に感じる方は新鮮に感じるフレームです
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