マコト眼鏡オリジナルブランド
【歩】
セルロイドのメガネをリリースしています
セルロイドに精通したブランドの
長く愛されているロングセラーモデルが3色入荷しています
入荷してきましたので【徹底解剖】していこうと思います。
AYUMI 036 col.5122W (アユミブルー/ホワイトライン)
歩のレギュラーシリーズに属している
スクウェアで横長デザインの立体的なフレームです
歩の中でも立体的で、シャープなデザイン
歩のイメージが
Lシリーズ(薄いセルロイドのシリーズ)
の方には新鮮に見えるかもしれません
フロントのセル生地の厚みと立体感は
歴代の歩フレームの中でもトップクラス
そういった部分がロングセラーに繋がっているのではないでしょうか?
さて、そんなロングセラーモデルである 036 ですが
最大の特徴は白いライン
歩の白いラインモデル
白い生地自体が貴重なので
歩の中のカラーリングでもレアカラーになります
白いセルロイド生地は、メガネ用のセルロイドとしては
生産されておらず
ギターのピック用として製造したものを
特別に入手して使用しています
ギターのピック用に作られたセルロイドなので
厚みが薄く、1.5㎜の厚みとかなり薄い生地になっています
そんなギターピック用の生地を挟み込み
独特のラインを生み出しているカラー
生地を張り合わせる技術や、ヤスリ掛け、磨きなど
職人の技が詰め込まれています
フロントの側面とテンプルには、独特のカットが施されています
そのカットを際立たせるように
ツヤを出す部分とマット部分を使い分けて
光が当たった時により立体的に見えるようにしています
角度や光の当たり方によって、表情を変えてくれます
アユミブルーと呼ばれる青色
この036は、生地が厚めなので青色の出方も濃く出ます。
同じアユミブルーでもLシリーズのように薄い生地のフレームだと
光が抜けた際の、色の出方が明るいので
同じアユミブルーですが発色が明るく見えます
発色が明るいアユミブルーもキレイです
白い生地を使っているのはテンプル側だけではありません
パッド部にも白い生地を使っています
正面から見たときにチラッとさりげなく白いラインが見えます
このさりげなさがニクイです!
アユミブルーと呼ばれるカラーは
歩オリジナルカラー
歩の為に生み出されたオリジナルのカラーになります
この絶妙なブルーカラーはAZでも非常に評判が良いです
AYUMI 036 col.0674W (アユミパープル/ホワイトライン)
こちらはアユミパープルと呼ばれる
エンジ系のパープルカラー
アユミパープルも歩のオリジナルカラーになっています
今回入荷したカラーの中でも
顔なじみが良く、重い印象にならず使える万能カラー
濃いパープルカラーは男性・女性どちらも
カッコよく、程よく優しいイメージを出す事の出来るカラーです
<光と影>
をモチーフにしたと言われる 036
ツヤがある光の部分と、マット部分の影部分が
コントラストを生んで、立体感を生んでくれます
セルロイド生地の磨きは、アセテート生地にかかる磨きの労力よりも
時間と手間がかかりますが、その時間と手間が
非常に高級感のあるツヤを生み出してくれます
少し柔らかい・優しい印象で使いたいなら
こちらのアユミパープルがオススメです
AYUMI 036 col.0907W( アユミブラック/ホワイトライン)
ラストはブラックカラー、歩のリリースするメガネは
すべてのモデルに黒色である
col.0907 アユミブラック
を採用しています。
セルロイドのメガネで、黒という色は
磨き方ひとつで印象が大きく変わる最も難しい色です
このアユミブラックが、いつもと同じ艶やかさであることを基準に
職人たちは日々メガネを作っています
そんな職人の技が詰まった
シンプルながら奥深いカラーです
白いセル生地のラインがとても映えます
ブラック×ホワイト
のカラーの組み合わせは王道のカッコよさです
マット部分とツヤ部分の違いは
今回入荷してきたカラーの中でも、一番ハッキリ出ます
ほんの少しのカラーの違い、ツヤの違いで
全体的な印象も変わってきます
マット部分をわかりやすいように囲ってみました。
歩のマットは一度すべて磨きをかけた後、マット加工をします
そのため、マット部分の質感が非常に滑らかなマットになります
マット部分を触っていただくと
ザラザラした質感ではなく、サラサラした
何とも言えないシットリした触り心地です
再生産にあたり、一年以上時間がかかってしまったという
歩036
職人の技の見せ所が要所要所にあり
各工程で不具合が出てしまうと、その時点で検品で弾かれてしまいます
最終的に完成品になるものはかなり少なくなってしまうという
とても難易度の高いフレームになっています
そんな背景があり、再作に時間がかかってしまったという036
職人の技をぜひ感じてくださいませ