テイラーファンの皆様お待たせいたしました
テイラーの新作のご案内です
では早速【徹底解剖】していきたいと思います。
jux ジャックス 01 / Black & Gold ¥39,000-(税抜)
フロントデザインはウェリントンですが
レンズのデザインはボストンシェイプ
デザイナー曰く、ウェリントンとボストンをただ組み合わせるだけではなく
一つのデザインの中に同居させるので
デザイナーはかなり全体のバランスには注意したそうです
一つのデザインを完成させるのも大変なのに
二つのデザインを融合させてバランスを考え形にするのは
デザインをした事のない私でも難しいのは容易に想像できます
フレームはウェリントンで逆台形の形になっており
レンズはボストンシェイプになっています
見れば見るほど、良くこの二つのデザインを融合させつつ
<テイラーらしさを出したな>
と思わずにはいられません
そんな絶妙なシェイプで仕上げられたデザインですが
フロントにはまだ仕掛けが施されています
ボストン型のレンズデザインを引き立たせるため
フレームの内側が凹ませてあります
更に、外側のリムカラーと、内側のカラーが違います
凹ませてある内側の部分のカラーが外側のカラーと違うので
お互いのカラーを引き立ててくれます
カラーも
ブラック/ゴールド
としっかり主張するカッコいいカラーリングになっています
フロントカラーはブラックカラーですが
実はフレームの地のカラーはゴールドカラーになっています
フロントのブラックカラーは実はあの部分だけ
染色してあるのです
フロントのブラックカラーは職人が
竹串のような道具で一本一本
塗料を乗せるように塗っていきます
というかなり手の込んだ色の付け方をしています
かなり手の込んだ塗装です
手塗ですがムラなどは全くなく、職人技を感じます
ピッタリ塗装が乗っているのは
見ていて気持ちよさすら感じます
裏側はこんな感じです
表側も元々この様にシンプルなゴールドカラーですが
様々な加工を経て
juxのフロントになっています
手塗の塗装部分とベースカラーの境界線
一つ一つ手で塗っていく作業は骨の折れる作業ですが
この手間暇がテイラーらしさと言えます
見れば見るほど、何だか不思議なフレームです
レンズはボストンなのに、メガネのデザインはウェリントン
この違和感がデザインに奥深さと面白さを演出しています
jux ジャックス 02 / Navy & Silver¥39,000-(税抜)
ネイビー/シルバー
ネイビーブルーカラーがとても綺麗な配色です
パッと見た感じではグレイ系統の色ですがよく見ると
ネイビーブルーを感じられる
何ともテイラーらしい色になっています
ネイビーブルーとシルバーの配色は
ウェリントンの中にあるボストンシェイプも
キチンと目立たせてくれます
ブラックゴールドよりはしっかりメリハリが出るわけではありませんが
派手に出すぎる事もなく
いい具合にお顔に馴染んでくれます
ブランドイニシャルである
【T】
モチーフのヨロイデザイン
※上下左右からの負荷がかかる場所なので
力がかかる支点をコントロールして
同じ部分に負荷がかかりにくい構造にしています
小さなパーツですが、デザインと使い勝手を両立した
機能的なパーツです
テイラーはこうした機能的なパーツにデザイン性を持たせています
細くしなやかなテンプルはかけ心地抜群です
「こんなに細くて大丈夫なの?」
と聞かれる事もありますが
オールチタン製のテンプルは
程よい硬さと柔らかさがあり耐久性も抜群です
裏側から見るとこんな感じ
シルバーカラーがベースカラーで
表のネイビーブルー部分は染色で染められています
ネイビーブルーカラーは爽やかな印象を出しつつ
落ち着きのあるカラーにも感じます
実はネイビーブルーなんだよね
と自慢したくなるようなカラーです
jux ジャックス 03 / Black¥39,000-(税抜)
ジャックスのラストカラー
IPブラック
という<イオンプレーティング>という技法で
非常に強固な表面処理で仕上げたカラーです
※イオンプレーティング加工
真空槽の中で金属を蒸発させ、タンクに吹き込んだガスと反応させて着色し、
この着色した金属を高電圧下でメガネフレーム表面に高速で打ち込む方法です。
宇宙開発技術の一環として、アメリカで発明された表面処理技術です
とても簡単に言うと
物凄く強いメッキと思っていただければ間違いないです
そんなイオンプレーティングで仕上げられたカラー
先程の2本と比べると、中のカラーとリムのカラーが
同系色の黒なので、落ち着いた雰囲気に見えます
遠くから見ても分かる
ブラックゴールドとネイビーブルーですが
こちらのブラックは同系色の黒にまとめています
同系色の黒ですが、実は質感を変えています
リム部分はツヤあり
中の部分はマット
と同じカラーで質感を変えています
同じ色を、マットとツヤに分けると
ここまでしっかり質感の違いが出てくるというのが面白いです
あまり奇抜にはしたくないけれど
普通過ぎるのも面白くない
という要望に応えてくれるカラーリングになっています
ブラック単体だと重くなってしまうけど
質感を変えるのと、凹凸をつける事で
ブラックカラーの印象をあまり重くならない様に
工夫しています
juxのカラーは以上の3本になります
皆様の気になるカラーはありましたか?
実際に掛けてみるとまた違った発見がありますので
是非お手に取ってご覧いただきたいです