前回のブログに続き、テイラーの新作を【徹底解剖】していきます。
これで、春の展示会の新作が全て出揃いました。
では早速いってみます
TAYLOR WITH RESPECT walpole col,04 ¥43,000-(税抜)
デザインは、
スクウェアが強めなウェリントンモデル
いわゆるクラシックなデザインのフレームと
少し違った雰囲気のフロントのデザインになっています。
walpole(ウォルポール)はブリッジ(左右のレンズをつなぐ部分)に
独立したパーツが使われています。
デザインとしての側面と、機能としての側面を持つ
テイラーオリジナルパーツ
になっています。
裏はこんな感じです。
ネジ4本で固定されているので、グラつきにくいです。
通常ではロウ付けされるネジ留め用パイプを、
ブリッジと一体のパーツとして設計し強度を高めています。
上の画像はリリースされた頃の<ユニオン>
当時のパーツは、ネジ止めが2点でした。
これを緩まない様に改良し、4点でネジ止めにすることで
強度とグラつきの防止を実現させました。
面取り加工を施し、柔らかさも出しています。
よく見なければ分からない部分ですが、
クールになり過ぎないようにする大事な部分でもあります。
ビジネスシーンは勿論ですが、少しラフに使っていただく事も出来ます。
digでも説明させていただいた、
電着塗装を用いたグラデーションカラー
独特な風合いと、塗装の強度を両立させています。
モデル名の「ウォルポール」は
18世紀のイギリスの作家
ホレス・ウォルポールの名前から名付けられました。
“偶然から幸運を掴みだす”という意味の造語
「セレンディピティ」
という言葉を生み出した人だそうです。
デザイナーの脇氏、曰くたまたまフレームパーツの改良中に閃いたアイデアが、
このNEWモデルのデザインになったということで「ウォルポール」
という名前を付けたそうです。
TAYLOR WITH RESPECT walpole col,01¥43,000-(税抜)
正面から見るとブラックなフロントですが、
こちらのカラーはサイドから見るとカラーに秘密があります
リムの側面だけがゴールド仕様になっています。
塗分けが必要な技法ですが、手間を惜しまずやっています。
上もゴールド
先ほどのグラデーションカラーと比べると
ブラックのカラーが強めに出ますので、しっかり目に表情がでます。
しっかり四角なウェリントン系のデザインがカッコいいです。
大人なイメージで使える渋めでカッコいいシェイプ
渋めでカッコいいwalpole
世代を問わず、カッコよく落ち着いた印象を出す事が出来るフレームです。