<メガネのパーツや部位の名前>

今回は、意外と知らないメガネの
パーツや部位の名前・総称をご紹介していきたいと思います。
パーツの中には、呼び方が一つでないものもありますが
今回は一般的に使われる事の多い名称で紹介していきます。

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 今回は【TAYLOR WITH RESPECT 】
のプルーラルをモデルに紹介していきたいと思います。

①リム

レンズを囲む部分の名称
リムシェイプ(デザイン)でメガネの印象が大きく変わります。
大きく分けて3つに分類分けできます。

 

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1,フレームが覆われているフルリム
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2,フレームの半分が覆われているハーフリム(ナイロールなどとも呼ばれます)
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3,フレームのないリムレス(ツーポイントなどとも)
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メガネのデザインは星の数ほどありますが、ざっくり分類しますと
この3つのデザインに属します。

②ブリッジ

リム間の橋渡しをする部分
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③ヨロイ

リムとテンプルを繋ぐポイントパーツ
智(ち)と呼ぶ事もあります
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④クリングス

パッドとレンズを固定するリムやブリッジをつなぐ部分
曲げたり変形させ、お客様の目元の形にフィットさせます

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より細かい調整が出来るように、日本のブランドでは「うねっと」している
スネーク=S型タイプと呼ばれるクリングスを使われることが多いです。
S型はパッドを寝かせたり、起こしたりする事も細かく調整が可能です。

⑤ノーズパッド

鼻に当たるパッド状のパーツです
プラスティック、シリコンなどの他、最近ではチタン製のパッドも出てきています

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⑥丁番(ちょうばん)

ヨロイとテンプルの接合部分

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丁番のパーツをロー付けするものが多いですが
テイラーの丁番は「スパルタ丁番」とよばれる
ヨロイまたはテンプルと一体になっているものを指します。

⑦テンプル

耳にかけるパーツをテンプルと呼びます。ツルとも呼ばれることもあります。
チタン製やβチタン製など、様々な素材があります。

⑧先セル

テンプルエンド(テンプルの先)に被せるパーツ。別名モダンとも呼ばれる。
近年ではメタル加工の製造技術が向上したことによって先セルを被せなくとも当たりが優しくかけ心地の良い形状のテンプルが増えています

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まずは定番のパーツをご紹介しました。
次回は、もう少し細かい部分を掘り下げてみたいと思います。

【JAPONISM PROJECTION】揃っています。

JAPONISMの新作

<PROJECTIONシリーズ>

の新作が入荷しています。
新作のプロジェクションは3型あったのですが
ブログでは紹介していませんでしたので、新作が入荷してきたこのタイミングで
まとめて【徹底解剖】していきたいと思います。

JP-030 Col.03 Gun ¥49,000-(税抜)

IMG_7010プロジェクションシリーズでも人気のツーポイントモデルの新作
長時間の装用でもストレスを最小限に抑えるよう、細部まで拘った設計
プロジェクションシリーズらしさ満載の一本です。

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ツーポイントフレームの弱点であった、

<ネジ部分の緩みやすさ>

その緩みやすさを改善するためにJAPONISMのツーポイントフレームは
四角頭のネジを採用しています。
四角頭のネジを使用することで、ネジ全体が空回りせず緩みにくい様になっています。

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全体のフォルムはかなりスッキリした印象
ビジネスで使う際、カッコよく渋く使えるデザインです。

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可動域の広いオリジナルアームにチタン製ノーズパッドを採用しています。
鼻への当たりだけでなくフレームのフィット感も高めます

JP-031 Col.01 Navy ¥49,000-(税抜)

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レンズサイズがゆったりサイズになったバージョン
JP-030 ではシャープになりすぎる・・・
そう感じられる方にはこちらのJP-031がおススメです。

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カラーはネイビーカラー
JAPONISMらしい落ち着きのあるカラーリングです。

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ちなみに、JP-030とJP-031は、レンズの入れ替えが可能です

JP-032 Col.03 Moss Green  ¥49,000-(税抜)

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シンプルなスクエアシェイプのフロント

立体感は最小限に抑えつつも<JAPONISM>のメガネ
と分からせるデザインになっています。

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シャープなエッジの効いたヨロイとテンプルへ続く引き締まったライン。
余計な装飾を省くことで、丁寧で美しい作り込みが引き立ちます。

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プロジェクションシリーズ特有の、ヨロイをフロントに固定する方法を利用した
新しいレンズ留め構造は、機能とデザイン性を両立。
洗練された無機質さと上質さ兼ね備えます。

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プロジェクションシリーズの象徴とも言える
垂直尾翼からインスパイアされた

<10万回の開閉テスト>をパスした”ラダーヒンジ”

ネジを使用せず、すり減った場合は部品を交換してまた使用できます。

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“ほぼ”緩まないと言ってもいいヒンジになっています。

シンプルですが、JAPONISMらしさはしっかりあるシリーズ
長く愛用できる逸品です!

《KAMURO bec&show》

ブログに掲載したつもりでしたが、掲載されていなかった
KAMUROの新作を【徹底解剖】していきたいと思います。

 SHOW ショウ  color No,14025B シャイニーレッド¥43,000-(税抜)

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デザインのイメージは

「夜空に輝いている星」

細めのリムに、ラインストーンが埋め込まれています。
ちなみにこのラインストーンは

左右非対称に
<星座をモチーフとしたアクセントが付いています>

右側には「カシオペア座」

IMG_6884 カシオペア

左側には「北斗七星」

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をあしらっています。
星座のイメージをフロントに落とし込んだフレームです。
ラインストーンを使っていますが、可愛すぎることもなく
そして地味にもならないバランスになっています。

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<流れ星をイメージしたテンプル>

天の川モチーフのボリュームのあるデザインになっています。

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掛けるだけで、ラグジュアリーなイメージをアップさせてくれます。

KAMURO SHOW  color No,K60E シャイニーブラック¥43,000-(税抜)

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 ブラックバージョンはシックなイメージで使えます。
大人なイメージをしっかり出すことが出来るカラーリング

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ショウの中のカラーでは一番、夜空のイメージ
ラインストーンが映えます。

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ラグジュアリーで
アクセサリー要素の強いフレームです

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どちらもカラー・デザインが際立っています。
普通っぽくなり過ぎず、キレイにお顔に乗ってくれるKAMUROになっています。

BEC color No,497P  ブラウン/レッド/グレー¥37,000-(税抜)

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デザインのインスピレーションは

“ヘビクイワシ”

という鳥の目元をデザインモチーフにしたみたいです。

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モデル名「bec」の由来は

《くちばしという意味》

ぱっと見のデザインはかなり個性的なデザインとカラー。

ですが、レンズシェイプは楕円形のオーバルデザインになっています。
オーバルのデザインは、目のつり上がりを抑え優しいイメージで使うことが出来ます

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優しいオーバルデザインのレンズシェイプですが
ブロー部分のカラーリングが
目尻のまつげが【くるっと】なるようにラインを上向きにして
アイメイクをしたような効果を出すことが出来ます。

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個性的なフロントに対して、テンプルは少しおとなしくしています。
とは言いつつ、普通にし過ぎないKAMUROらしさはあります。

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ブロウ部分の可愛いカラーは少し<ぷっくり>した質感になっています。

今日はメイクをしたくないなぁ・・
でもちょっとした用で外には行かなきゃいけないけど・・・

そんな時にアイメイクをした様な効果を出すことも出来るメガネです。
メイクをして使えば勿論綺麗に映えてくれます。

ちなみにコチラのベックは前にリリースされた

KAMURO FROW

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のバージョン違いです。

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レンズシェイプはベックと違い、細長いレンズになっています

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それ以外の部分の造りやデザインは同じ部分も多いです。

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優しいイメージの《ベック》
クールなイメージの《フロウ》

ご自身のイメージに合わせて使い合わせてくださいませ。

【G4 Old&New】AZに久々に新ブランド登場!

AZに久々に新ブランドが入ってきました!
<オプティカルフィールドシステム>
がリリースするオリジナルブランド

「G4 Old&New」

メイドインジャパン、メイドイン鯖江にこだわっているメガネです。
メガネを紹介する前に、G4のブランドについて少し触れておきます。
G4 Old & Newは

「GOOD DESIGN」

「GOOD QUALITY」

「GOOD PRICE」

「GOOD FEELING」

の4つの「GOOD」がコンセプト。
感動の掛け心地“メイドイン鯖江”が生む上質のメガネとは

<デザイン・品質・価格・掛け心地>

を兼ね備えたメガネの商品化を追求して、
鯖江市のメーカー、オプティカル フィールド システムが立ち上げたブランドです
世界に誇るメガネの生産地のイメージにフィットした
細やかな配慮がある作りとデザインに仕上げています。

個人の顔のかたちにフィットする設計、
なおかつトレンドを押さえた新しいデザインを、シンプルで機能的、
クラシカルで先鋭的に取り入れたブランド

製造工場から生まれたファクトリーブランド<G4>は、
クラシカルな雰囲気が漂う大人の男性向けメガネを得意とし、
メイドインジャパン、メイドイン鯖江にこだわっている。
では早速フレームの【徹底解剖】をしていきたいと思います。

G4 5651 col,PG/BR ¥58,000-(税抜)

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流行のラウンドである<丸メガネ>にはなりすぎない

柔らかいイメージの
オーバル=楕円形デザインのフロント
になっています。

フロントが落ち着きのあるデザインなので、色々な場面でご使用いただけます。

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フレームとフロントを繋ぐ”智元”のパーツに
G4の『技』が仕組まれています。

丁番のゆるみ防止のためのヒンジ飾りは、ドット彫りをほどこしています。
厚みと重厚感があり、精密に作られているのが特徴です。
少しゴツめなのですが、無骨な風合いになり過ぎないよう仕上げています。
この仕上げがあるので、男性は勿論ですが女性でも掛けられる風合いに仕上げています

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ブリッジ周りも非常にキレイに仕上げています。
金色とリムに纏わせてある、七宝のコントラストがグッときます。

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そして何と言っても、このフレームを語る上で欠かせないキーワード
それは・・・

<24金>

でも実際に24金で出来ているフレームではありません。
このフレームの24金は

GP(ゴールドプレーテッド、ゴールドメッキ、金メッキ)
金メッキになります。

金メッキは、金属の上に薄く金の膜を貼り、金色に光らせているのが特徴です
金色のメッキではなく、本物の金をメッキ加工しています

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テンプルには

<セルロイド生地>

を使用しています。
ツヤとセル生地独特の重厚感がカッコいいです。
24金とセルロイドの質感のコラボが良い感じです。

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カラー違いでこんな感じのカラーもあります。
一見すると落ち着いたカラーに見えますが、顔に乗せると結構主張します。

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七宝のカラーも柔らかい印象です
こうしてみると男性よりも、女性寄りのカラーリングなのかな?
と思います。

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テンプルは最近では少し珍しい、

<生成り系のクリアセルロイド>

クリアカラーなので、中のチタン芯のゴールドカラーがキレイに見えます。

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セルロイドが抜けにくいようなテンプル芯になっています。
こういった細かい部分の仕上げがキレイです

 G4 Old & New 1654 col.ATG ¥35,000-(税抜)

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先セルの素材はセルロイド。
掛けた時に 重量バランスが後ろにいくように太く設計で、掛けた時に軽く感じます
カラーもおしゃれなリムカラーも展開。
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《ミル打ち》

指輪などにも使われる
エッジやライン部分に小さな丸い粒を連続して打刻していく、
ヨーロッパで古くから伝わる装飾技法でつくられたリム部分
このさり気ないミル打ちがフレームにメリハリを出してくれます。

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細かい部分の仕上げがとても綺麗です。

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アンティークゴールドにべっ甲柄のセルロイドテンプルという定番のスタイル
アンティークスタイルの要素をしっかり盛り込んだフレームになっています。

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G4のメガネのパーツを分解した模型もあります。
クラシックメガネはブームですが、このG4はブームに乗って
クラシックを作るのではなく、堅実にクラシックフレームを作り続けています。
流行に媚びるのではなく、本当にいいものを作っているブランドです

そういった拘りの部分を、少しでもこのブログでわかっていただけると嬉しいです。

あの人が掛けているメガネって何?

有名人が使っている、服や小物などは何かと話題になることが多いです。
ドラマで使っていた服やアクセサリー、靴などがブームになったりします。
最近では、メガネやサングラスも注目されるようになってきました。
あんまり大っぴらに出来ない部分もありますので
イニシャルで表記していきます。

アーティストであり、俳優でもある、物理学者の役で人気な
<M.H>さんがビール飲料のCMで使用されていた

 ic!berlin Gilbert T. カラーblack/pearl ¥49,000-(税抜)

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クールで男らしいic!のメガネです。
シャープさを残しつつ、きつくなり過ぎない印象のデザインに仕上げています。

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キリッとした印象とハードな印象を出して使えます。
ビジネスは勿論、スポーティな感じとしても使えます。

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次は、俳優の<A.G>
外資系投資ファンドの取締役としてドラマ出演した際に使われていた

JAPONISM JN-644 ¥42,000-(税抜)

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無駄のないエレガントなフォルム
1つのパーツからプレスで作り出されたフロントに、
光によって表情を変えるカッティングラインが
全体的な細さの中に重厚感を出します。

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一見するとシンプルですが、リムのカットが斜めにカットされています。
スリムなフレームですが、細すぎるという事でもないです。
クールで知的な感じを出しながら、怖くならない
絶妙なバランスで成り立っているフレームデザイン。

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テンプルはシンプルにスリムな形状です。

次もJANONISMです。最近公開された人気作家《池井戸潤》原作の映画
にて、<S.H>が使用している

JAPONISM JN-578 ¥42,000-(税抜)

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掛け心地の良さをとことん追求したモデルです。
立体感は抑えめですが、JAPONISMらしいフレームデザイン

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エッジがあるようで、実は丸みがある
クールな感じと、柔らかいイメージの両方を兼ね備えています。

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かなり特徴的な、テンプルの付け方になっています
この構造がかけ心地に直結してくれます。

メガネが衣装として、ビジネス系のドラマには欠かせないアイテムになってきました。

そんなビジネス系ドラマメガネからもう一本

これまた池井戸潤原作で、会社野球部のドラマで俳優の<Y.E>
使用していることで、AZにも放送時、多数問い合わせのあったモデル

ic!berlin Gabriel ¥46,000-(税抜)

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ic!berlinではかなり細めのデザインになっています。
細目でシャープなので知的でクールな印象が強く出てくれます。

まさしくビジネスマン!のイメージなフレーム

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スクウェアデザインですが、丸みも残っています。
このさり気ない丸みが、印象をきつくし過ぎない役割をしてくれるのです。

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メガネは使い方次第で、人の印象を変えることの出来るアイテムです。
キリッとした印象は勿論ですが、遊び人風にするなど
メガネ一つでガラッと変身できます。

 ドラマや映画など、気にして見て見ると役柄に合わせて
メガネを合わせている事が多いです。
どんなメガネを使っているのか気にしながらドラマなどを見るのも面白いですよ!