JAPONISMの新作が入荷しています!
今回は新作と、少しレア?なJAPONISMも合わせて
【徹底解剖】していきたいと思います。
JAPONISM 650 col,2 ¥46,000- (税抜)
JAPONISM流のウェリントンです
フロント正面に施された段差加工が、
平面的な中にさりげなく主張する存在感や個性を出してくれます。
よく観察しないと分からない加工ですが
このさりげない加工があるかないかで、立体感や影の出方が変わります。
最大8mm~最小4.5mm
のメリハリある厚み設計
ブリッジと一体のチタンパーツがフロントの強度と質感を同時に高めます。
テンプルは幅広で存在感が抜群なチタンテンプル。
幅広ですが、テンプルの厚さは薄いので重さは思っている以上に軽いです。
かけ心地を柔らかくする為の構造にもなっています。
一見すると堅そうなフレームですが、実際のかけ心地は軽く掛けやすいです。
パッドはチタンパッドを使用しています。
クラシカルなフレームにチタンパッドを合わせると、
高級感や存在感がより増してくれます。
プラスチックのカジュアルさと、チタンパーツが持つラグジュアリーさをプラス
落ち着いた印象だけど、どこかカッコいい
そんなフレームになっています。
JN-651 col,3 Dark Gray&ToramokuBlue
先ほどのJN-650の細目バージョンです。
浅めのレンズ天地幅は、ビジネスシーンでも使いやすいデザインです。
こちらのフレームは、スクウェア系のレンズデザインになっています。
段加工もJN-650と同じく施してあります。
フレームの下部には
JAPONISMのアセテート生地の中でも人気がある
ToramokuBlue (トラモクブルー)
を使用しています。
質感やカラーはかなり独特な風合いのアセテート生地です。
ゴツさを抑えて、少し丸みのあるデザインにしてあります。
テンプルの太さはJN-650 と変わらない、極太な仕様になっています。
細めのフロントに対して、しっかり太目のテンプルなので
JAPONISMらしいボリュームもしっかり感じられます。
こうして並べてみると、フレームデザインの違いも分かります。
幅広で、ゆったりしたJN-650
細目で少しシャープなJN-651
似ているようで、やっぱり違う兄弟品番です。
新作として入荷してきたのは以上のフレームになります。
これだけでは少し寂しいので
<少しレアなJAPONISM>
を今回はピックアップしていきたいと思います。
JN-554 col,05 redbrown sasa
圧倒的なインパクトを放つJN-554
“油圧プレス”
で製造したフロントは“圧倒的存在感”のあるオールプラスチックフレーム。
油圧技法でしか表現出来ないダイナミックなフォルム
「ダブルループ」
は、今までの眼鏡の固定観念を大きくかけ離れ、
今後のデザインの更なる可能性を感じさせます。
テンプル部分は、もちろん掛け心地の良いβチタンの板バネを内蔵。
独特な世界観を構築しているジャポニスムらしいモデルです。
造り方を知っていたとしても、どうやって作るのか分からないです。
一枚のアセテート生地が、こんな風になるなんて圧巻です。
ではここで、
「油圧プレス」
についてご紹介します。本来「油圧プレス」とは、
メガネ生産だけに使われている技工名ではなく、
一般的な加工技法のことなのですが、ジャポニスムではこの技巧によるフレームを、
「油圧」や「油圧プレス」
などと呼び、2002年頃から発表しています。この技法は、
アセテート生地を機械にセットした金型にはさみ
↓
何トンもの圧をかけながら材料を押しだす事で、金型と同じ形状を作り出す
時間と力加減をコントロールすることにより、
独特の造形を形成することが可能であります。
油圧プレスの特徴は、メリハリのある立体的なデザインを
<一枚のアセテート生地から作り出せること>
通常は2~3枚のアセテート生地を張り合わせ、
余分なところは削って形成していきますが、この油圧プレスを使えば、
つなぎ目のない一つの素材から形成できます
アセテート生地の柄をそのまま活かしたデザインが可能になります。
油圧プレスができる工場は鯖江にいくつかありますが、
ここまでの立体感を表現できるのは
《日本でたった一つの工場だけ》
ジャポニスムの歴代の油圧フレームは、この貴重な技術を使い作られています。
しかし門外不出の技術のため、デザイナーも現場には立ち会った事がないらしいです。
そういった非常に難しい技術を使い、製作される「油圧プレス」のフレーム
こんな立体感を作ることが出来るのも「油圧プレス」ならでは
JAPONISMらしい一本です。
少し前のフレームですが、今見ても色あせない素晴らしいデザインだと思います。
ラスト一本になっていますので、気になる方はお早めに!