今年も残り半月程となりました。
先月末まで開催しておりました【影郎DESIGN WORKS】トランクショー。
数々のオリジナリティ溢れる作品の中でもひと際目立つ《CRASH ZEBRA》
期間中は全6色(TYPE A~F)までお借りしていたので是非見て頂こうと思います。
期間中にupするべきですが、何かと仕事が遅くてすいません。
今回紹介させて頂くクラッシュゼブラカラーは元々デザイナー影郎氏がこちらの生地を使いたい!
から始まっているデザインです。ゼブラという言葉そのままに白黒で不規則に柄が入った様は
眼鏡のデザインによって色々な表情を生み出します。そして同じ柄の眼鏡は1本も無いという
希少さもあります。その辺りも楽しんでみて下さい。
TYPE A
ややフォックスを描いた形でフロント両サイドは下に行くにつれて絞りが効いたデザインになっております。
小顔効果を非常に得られます。ブラック単色(艶、マット)で《AIDA》という作品も出しています。
着用してみるとフォックスラインなのに目尻は少しだけ垂れている様に見えるかと思います。
キツく見えすぎないバランスが取られています。
生地の1番厚い所の柄に目線は行きやすくなりますが、こちらの場合はフロント両サイド。
左右でホワイトのラインが違ってはいっているのが面白いです。
因みにテンプルは片側はフロント同様に柄が入っており、もう片側は画像にある様に艶ブラックになります。
TYPE B
一見オーソドックスなシャープなオーバルデザインとなっております。フロントサイド上部が少し
抉れた様なデザインにする事で、目尻にかけて落とし柔らかい印象を与えるのと下側からグイっと上げた
ラインを取る事でリフトアップ効果も得られるシェイプとなっています。
着用すると頬が上に持ち上げられる様なデザインが際立ちます。
シンプルでいて美的要素が高いです。
生地の厚い部分はA同様フロント両サイド。
ここがまた面白い所ですが、柄は下向きに線が走っています。リフトアップシェイプなのに柄は下側に、
そんな所も楽しめる要素です。
TYPE C
トゲトゲした珍しい形です。直線の部分があったり、ブリッジもトゲがあったりと数えてみたら17個トゲがありました
レンズの形が合わせ易いのでそこまで奇をてらった感じにはなりません。
個人的にお勧めな柄の入り方。トゲトゲデザインと相まって漫画等である、集中線の様に興味を引いてくれそうです。
TYPE D
今作の中で一番プレーンな形をしているのがこちらかなと思います。ほんのりフォックスラインを描いている様な
男女問わず、クセもなく掛けて頂けるデザインとなっております。
シンプルで使い易そう。
それでも綺麗なラインの取り方は流石と言えます。
生地の太さはこちらもフロント両サイド。ですが丁度柄の切り替わり部で、左右で表情が違うのが特徴的です。
TYPE E
全てのデザインの中で一番男性的なモデル。フロント上部が真っすぐに近いラインを描いているのが特徴的です。
柄の入り方も少し変わっていて面白いです。
こちらはデザイナーの影郎氏直々に私に似合うと提案して頂いた事があります。良く見て頂くと両サイドはやや絞りが効いたデザインになっています。
そして大胆に太さをつけたブリッジ部分はアイキャッチになります。柄もボーダーの様に。
《EGO》という名でブラック単色(艶、マット)も発表されています。
TYPE F
最後に紹介するのは唯一のクラシック?デザインのこちら。
ラウンド型に近い形とトゲトゲした所もあり、個性が強い印象ですが、フロント上部はクラウンパント型の様に
なっており実は顔馴染みが良いという側面を持っています。
手書きの様な“歪さ”を感じます。柄の関係でフレームの形が分かり難くなっています。
お馴染みのテンプルデザインすら、柄が入ると歪に見えるのが不思議です。
斜めから見ると自然な感じがするのも面白いですね。全体的には細めで柄も不規則になっています。
1色6型という変わった形式で発表されている柄の生地からインスピレーションを受けデザインされた《CRASH ZEBRA》
上手く使いこなす事が楽しめる間違いない眼鏡です。次回はもう1色の《BLACK PEARL》を紹介したいと思います。
どうぞ参考になればと思います。
現在は6ヶ月連続トランクショーもいよいよ最終章。
『JAPONISM & J.F.REYトランクショー』開催中です。宜しくお願い致します。