こんにちは。メガネ工房AZです。
四月も残り十日程となりますが、家での時間は有意義にお過ごしでしょうか?
さて、そんな今日は『ご家庭でやっていただける徹底したCHAOSな眼鏡ケア完全版』の【クリーニング編】をご紹介します。
家の時間が増えますと、眼鏡時間が増える方もいらっしゃるでしょうし、何かあった時に代わりの眼鏡が無い方も多いと思います。
現状AZは営業しておりますのでお困りの際はぜひぜひご来店くださればと思いますが、
ご家庭でお店の様にピカピカにする事で快適な見え方を維持し、さらに長持ちさせる事にも繋がったりもしますので
普段のメンテナンスが少しでも心配な方は読んでみてください。次回はもしもの時を未然に防ぐケア方法も取り上げたいと思いますので宜しくお願い致します。
では早速、クリーニング方法から行きます。
ポイントは簡単、3点だけです。
_______________________________________________________________________
① 乾拭きをしない。
② 水洗いをする。
③ 中性クリーナーを使う。
_______________________________________________________________________
以上です。
簡単ですよね?でも意外とお客様から話をお伺いすると間違ったケアをされてる事もあったりします。
良くある間違いが
・いつも眼鏡拭きでゴシゴシ拭いていた。
・ お湯、ぬるま湯で洗っていた。
・ 手洗い、洗顔のついでに石鹸やハンドソープを使っていた。
などです。
やはり何かのついでにやってしまうのだと思いますが、一番目のメガネ拭きで拭くなんて当たり前の様にやられますよね?
正直眼鏡を購入頂くと眼鏡拭きをお渡ししておりますのでダメとは言いづらいのですが、
眼鏡拭きの特徴を簡潔に述べます。
【ミクロ繊維なので汚れを絡め取れる】
【何度洗濯しても拭き取り効果が持続】
_______________________________________________________________________
つまり汚れを取りやすいのですが、そのまま洗わずにいると眼鏡拭き自体が汚れやすいのです。
_______________________________________________________________________
お客様の声では眼鏡拭きはケースに入りっぱなしであまり洗う習慣が無いとのお話をよく耳にします。ぜひ眼鏡拭きも洗ってくださいませ。
加えて、ゴシゴシと力を入れて拭くのも拭き傷の元となります。各レンズメーカーさんも表現していますが、
サンドイッチをつまむくらいの力で拭きあげてくださいませ。
次にお湯、ぬるま湯は無意識に熱い方が綺麗になるという感覚からやられてる方が多いです。眼鏡フレームは素材によりですが、
基本レンズはプラスティックになりますので40度程度のお湯でも変色、劣化の原因になります。
ただ、水洗いは徹底していただくのをお勧めしています。レンズには全て撥水コートが標準装備になりますので表面についた
チリやホコリを流してくれます。拭き傷を軽減するのに一番効果的です。
_______________________________________________________________________
ですが、水分はしっかり拭き取りましょう
_______________________________________________________________________
水やけの原因となってしまいます。
最後の石鹸やハンドソープもよく耳にします。始めポイントとして中性のクリーナーと書きましたが、
基本当店のレンズはUVカット、撥水コート、反射防止コートが標準装備としてついています。
レンズの基材とコート膜では有機物と無機物に分かれており、聞いた話では
_______________________________________________________________________
酸性やアルカリ性のものは基材とコートの隙間に入り込み
汚れを浮かす容量でコート剥がれを引き起こしてしまうといいます。
_______________________________________________________________________
中性のクリーナーは当店やドラッグストアでも販売しておりますのでぜひお買い求め頂くのをお勧めします。
クリーナーによっては除菌のみならず帯電防止機能もついていますのでその後の汚れの付着具合が変わってきます。
ご家庭で代用されるなら台所用洗剤が使っていただけます。ですが、あくまで中性のものをご使用ください。ここが要注意です。
クリーニング編の最後に傷早見表を載せておきます。ご自身のレンズで似たような傷があれば、取り扱い方法を疑ってみてください。
(オプティカルカラー協会の画像を引用)
キズ・・・当て傷・拭き傷
コートの剥がれ・・・熱・酸性、アルカリ性の洗剤使用
ヒビ割れ・・・熱
これでクリーニングはばっちりですね。長持ち具合が変わってきますよ。参考になればと思います。
ただお困りの際は遠慮なくご来店くださいませ。只今営業時間は短縮しておりますが、いつでもご来店をお待ちしております。